おもしろ建築 5月 | ~huggelig ここち良いスローライフ日記~

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デンマークの次はスウェーデンで。
また北欧で超スローライフな私の毎日。
(2016.5 日本に帰国しました。)


毎月1回、身近で見つけたおもしろい建物を記事にしています。

(過去記事:テーマ「おもしろ建築」)


今月は、バルト海に浮かぶ小さな島・ボーンホルム島(デンマーク)で登場した円型教会をクローズアップ エルモ




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ロケットみたいな、三角帽子の教会。


島内には、全部で4つ、このような円型教会があり、いずれも、ボーンホルムのシンボル的存在。

私たちはドライブがてら、4つとも訪れました。



その中でも、礼拝堂の上階、三角屋根の部分まで公開してるのが、このウスターラース。

では、とりあえず中へ入りましょう。




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ここまではエントランス。



続いて、礼拝堂。



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余計なものが、見事にありません。

もちろんプロテスタントの教会なので、カトリックとは違う様式です。

それにしても、本当に真っ白。

椅子はドーナツ状に設置されてます。

教会と言うか・・・まるで防空壕のような、洞穴のような雰囲気です。

白壁だし、小さい窓もあるし、家具は天然木を使用した、北欧らしい温かみのあるもの。陰湿で冷たい感じは全くしません。

ただ、カビ臭い・・・・バイキンマン

換気は、あんまりよくないかもしれません。。。



12世紀、教会本来の役目(礼拝をする)だけでなく、敵の攻撃から島を守るために建てられました。

大切な食糧、財産などをここで蓄え、教会の2階からは砲弾が打てるようになっています。



2階へ行ってみましょう。



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急な石造りの階段を上って行きます。




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2階の窓が、砲台や銃眼として使えるように設計されてます。



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窓から外をみた感じ。



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外から見あげると、2階に窓が見えますね。



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これは、三角屋根の内部。 屋根は木造ですね。



教会を丸くすることで、四方八方へ大砲を向けることができ、

4つの教会とも、海の近くに建てられているので、見張り台の機能もしていました。


この教会が町の人々にとって、とても重要な拠点だったでしょう。





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三角の屋根がかわいらしくもあり、

どっしりとした厳かな雰囲気も併せ持っている、とても不思議で印象的な教会。


もちろん、今でも毎週サンデーサービスで使用されています キャンドル