背中をおしてくれたひと | 美術家竹本真紀のトビヲちゃんブログ

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アートはわたしにとっていろんなものや場所や人と対話するためのコミュニケーションツールです♪

クリエイティブシティ横浜といえば、

デザイナー中川憲造

と言っても過言ではないと思います。


その、中川憲造さんが6月20日に永眠されたというニュースが突然入ってきました。




中川さんといえば、ブルーダル。


中川憲造さんとは、チラチラとすれ違ってはいましたが、

ここ、近年、

横浜を拠点に活動するクリエイターと、
企業やお店がコラボして商品をうみだし、
販売する。というプロジェクトでお世話になりました。


自分の作品でなく、
人の作品ばかり持ち込んでプレゼンした私に、

「あなたがデザインしなさい。」

と、言ってくださいました。


それでデザインしたのがこの商品たちです。








人のお世話に奔走して、

自分のことをおろそかにしていた私に、

クリエイター魂を目覚めさせるような、

ワクワクするハードルを設けてくださいました。


そのときにいただいた言葉は宝物です。


つくったものを大切に、
一生懸命売っていただいて、

「最初は売れるかどうか、ヒヤヒヤしたよ。」

と、笑いながら励ましてくださいました。


私は美術家であり、
デザイナーではないのですが、

それを勿論、理解した上での助言をたくさんいただきました。


いつのまにか、
目先のことばかり考えるようになっていた私に

もっと、びっくりするもの、面白いものをつくって、

これが売れちゃったね!!

という感動をみんなで共有する喜びを教えてくださいました。


ジョギング中に出会うと、

うれしそうに、

「頑張って!!」

と声をかけてくださいました。

ワクワクしながら、パワフルに仕事をされていて、
いつも元気をもらっていました。


最期まで、現場でお仕事されていたのでしょう。


たくさんの宝物をありがとうございます。

ご冥福をお祈りします。