「関西弁」を摂津弁使いながら細かく紹介します【動画あり】 | かんまのブログ

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こんにちは。元気にしてはる(?)

 

この記事は、大学で日本語教育を専攻した私が、関西弁の説明を(たぶんネイティブであろう)摂津弁で書いてゆきます。いわゆる「話し言葉」で書いてみるけど、わけわからんようなると思うさかいに、次の記事で標準語バージョンも載せておきます。はじめて方言で文章書いてみるもんやから上手くいくかわからんけど大目にみてな。

ほな、よろしゅう。

 

 

 

  はじめに

 

 

最近、関西弁がよう流行ってるみたいやけど、関西に住んでる方の中には、関西弁という大きなくくりでテレビなんかで紹介されてることに違和感持ってる方もおられるかと思います。実は私もその一人。

 

関西弁と言っても今から取り上げるのは、大阪と兵庫(一部)の話。それも摂津弁、河内弁、泉州弁のなかでも、摂津弁に焦点がいくと思っててください。まずは、この三つの方言について書いていきますね。

 

 

 

 摂津方言

 

摂津弁ちゅうもんは、主に神戸から大阪北部に渡って話されている方言になります。私が出会ったのは、芦屋・西宮・尼崎・吹田・大阪市に住んではる方で、そのほかにも、神戸(一部)・宝塚・伊丹・豊中・池田市・箕面市・吹田市・摂津市などでも話されてるんちゃうかと考えてます。いわゆる摂津地方ですね(実際に長いこと住んではる方にお会いしたことないから、はっきりしたこと言わんときます。堪忍してな)

私が色んな動画を見た中で、今んとこ一番摂津弁らしい話し方してはるなと思うんは、料理研究家の「土井善晴」さんです。摂津弁の特徴である「やらかい話し方で、ほかの大阪弁とちごおて(違って)比較的抑揚もなしに、ゆっくりと話されてる」のが、ようわかるんちゃうかなと思います。聞いてて落ち着きますね。(彼は芦屋出身やそうで)

 

 

 

ちなみに京都弁と摂津弁はよう似てますけど、違います。摂津弁のイメージは大阪をベースに京都がうっすら重なってるような感じです。

 

 

 

 

 

船場言葉(せんばことば)

大阪市で話されている摂津弁の中でも、大阪市の船場で話される(今はすたれてきてますが)船場言葉というのがあります。摂津弁と同じようにやらかい言葉でよう似てますが、船場という商業の街で独自に発展した言葉を使ってるのが特徴です。(もし興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ「船場言葉(せんばことば)」で調べてみてな。)

 

谷崎潤一郎の小説「細雪」の映画化

一応、船場言葉として紹介されてましたが、摂津弁とこれと言って変わりありません。(もしかすると私の方言が船場よりなんかもわかりませんが)

 

 

 

 

ちなみに。多分やけど、阪神の岡田監督なんかは摂津弁の船場言葉とちゃうかな。大阪の中央区出身(船場は中央区該当)らしいし、話し方優しいからなんとなく。どやろか?

 

 

船場言葉言うたら、もっと私の知らん単語(商いの言葉など)話してはると思うんやけど、なんせ映像資料が見つからんもんで。すんまへん。

 

 

 

 

島之内言葉(しまのうちことば)

また、大阪市内でも島之内で話される島之内言葉というもんがありますが、こちらはこれから紹介する「河内弁」に近いように思います。島之内言葉も、だいぶすたれてきてもうて、女優の浪花千栄子さんが映画んなかで話してる映像が唯一方言に近いそうやわ。(ほかの作品もありましたら、教えてもらえると助かります)

 

 

 

 

 

 

 河内方言

 

次は河内弁紹介します。この方言は大阪市の南と、淀川より内側(関東側)の地方を指します。皆さんはコテコテの関西人言うたら、この方言思い出すんちゃうかな。あれは河内の言葉やで。ちなみに南に行くほどきつうなるからな。

 

 

北河内

河内は北河内・中河内・南河内で分けられるみたいで、誤解しはる方多いけど、枚方市なんかは北河内やねんて。(私の祖母がここら辺の方言きついわあ😩いうてました。)河内は河内でも北は摂津や京都に近い分、近年は京都弁やら摂津弁やら混じってると思うけどね。そやけどやっぱり、摂津弁とは違う。中・南河内弁と同じように癖のある(悪気はないんやで)話し方されます。祖母の若い頃は今より一層河内弁が強かったんやろね。

 

 

よく思うんは、元「関ジャニ∞」、現「super eight」のメンバーである高槻市出身の村上信五さん。彼はどちらかというと北河内弁を話してはるんちゃうかと思おてます。高槻市は一応、北河内ではないんやけど、隣同士やさかい、ここも混じってるんとちゃう(違う)かな。

 

 

 

彼の話し方、摂津弁とちごうて、コテコテの関西弁や思いません?私なんて「~かて」って言葉、一度も使こうたことありません。…あと、FUJIWARA の藤本さんも摂津弁とはちゃいますね。(彼は寝屋川市出身で北河内やね)

ここまで来ると、大阪人同士でしかわからん話かもしれませんけど。

 

 

 

 

 

中河内

中河内は、東大阪・八尾・柏原市が入るんやて。ここの友達おるけど、まあー北より少しアクセントきついかな。微々たるもんやけど、私の基準が摂津弁で穏やかやから余計厳しく思うんかもわからん。きっとそうやね。

個人的に「つんく♂」の話し方は中河内やと思います。

 

 

 

 

浪速言葉(なにわことば)

この方言は大阪市なかでも南の方、浪速区などで話されてます。河内の地域ではないんやけど、先ほど話した「島之内言葉」以上にお隣の中・南河内の影響受けてると思います。俗にいう品は消えましたね。私的にケンミンショーとか吉本新喜劇はこんなイメージ。

 

摂津弁の私からするとあんま言いたないかな。良くも悪くも下町風情がありますね。

でも、これぞ大阪って感じ。(嫌いちゃうよ)

 

 

 

南河内

南河内言うたら、「おんどれ、ワレ!」のような怖い印象あるとこです。

 

 

 

南河内(中河内もかな?)は独自の言葉が発達してて、説明なしではようわかりません。

実際、下の動画見て、ほんまに怒ってないと聞いて安心しました。ネイティブに教えてもらうと、この方言も素敵や思おてきますね。結構テレビで怖いやの言われるけど、私は後世に残して欲しい思います。(実際言われるとビビるんやろなぁ。)

 

 

 

 

船場言葉と比べて、南河内弁は濁音が多いそうです。

 

 

 

 和泉方言

 

最後に泉州弁の紹介しますね。ここの地方は大阪市から下の市で話されてる言葉で、主にが当てはまるんやて。(ごめんなさい。ここの地域は全く詳しないから、しっかり説明できんけど)和歌山の方言と似てるそうな。岸和田辺りは泉州弁も河内と隣接してるし、混じってる方もおられるんちゃうかと思うけどね。

私の友達は「岸和田」の子やのに、あんまりきつーないねん。たぶん方言抑えてるんやと思うわ、現状がてんでわからんかった。

 

このイメージあります。

 

やっぱり迫力あって良いですね。

 

 

 

この動画も見てみました。

 

あれ?ほんなら今度は、なんとなく聞いたことあるイントネーションで、「あーー、抑揚がおちついてるね。摂津弁と似てるかもわからん。」思いました。(実際は泉州でも南の方言なんやと思う)

真似しよう思たら、できるんかな…あかん、無理やった。

 

でも、素敵やね。

 

…とまあ、上の人間からしたら泉州弁は馴染みがないのが本音。遠いし。あと、言葉の意味聞いてると、結構独自の言葉が発達してるみたいやから、何言うてはるかもようわからん。

 

 

 

この二つの動画みても方言違うな思うから、もっと泉州弁も細かく考えれたらおもろいと思うねんけど、なんせ泉州弁の映像資料が全然見つからんのですよ。

せやから今回はこれでおしまい。

 

 


 

 

  おわりに

 

 

このように関西の、しかも大阪だけで言うてもこんなに違います。ほんま大したもんやね。

関西弁いうてもこの3つの他に、神戸弁も京都弁も紀州弁(和歌山)も方言が変わります。

 

摂津弁での解説、楽しんでくれたやろか?

 

 

次の記事で標準語(いつも通りの文章)で同じ説明と、関西弁について思うことを書いていきます。

よければご覧ください!

 

 

最後までご閲覧ありがとうございました。

ほな、さいなら。

 

 

 

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