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ひょんなことからジャンク?の Lepy LP-V3S を入手した。

 

 

背面のスピーカー出力端子が1箇所壊れている。Rの+側。

赤いプラ部品とバネが外れている。

この状態でよくバネが無くならんかったなぁ。

 

むりやり結線して動作を確認すると普通に動作する。

トーンコントロールも活きているようだ。

 

まぁ、何も工夫しないとケーブルをはさめないから片方のスピーカーは鳴らないわな。

 

これをジャンクというのはかわいそうな気もするのだが。

 

スピーカー端子の修理

ひとまず分解。

 

バネが正常動作しているところの動きを観察する。

赤いプラのT字の部品は本来、左右の肩が穴にはまっているようだ。正常なものはバネをとっても外れない。

 

故障個所の症状は 両肩とも脱臼

   → 戻してもゆるくなっていてすぐに外れてしまう

といった感じ。

 

両肩がきちんとはまっていればバネの力で開閉する。外れない。が、受け側がゆるくなっているためバネの力に負けて部品が全部外に飛び出てくる。

メスとなる受け側がガバガバなのを修正するのは難しそうなので、オス側の両肩にあたる部分をやや盛ることで関節を復活させることにした。

 

ヒンジ部分にピンバイスで穴開けてリード線を通して両端で曲げて調整のだが・・・。どうだろう。

 

何回か調整したが、バネはひとまず機能している。

隣りと比べるとちょっと角度が違っているが、普通に使う分には問題ない程度の耐久性はありそう。

 

 

虫の死骸・・・

他も点検・・・。

 

可変抵抗を回すと違和感。なにか引っかかっている?

ノブを引き抜くと、見たことないような羽虫が絡まって

死んでいた。うえええ・・・。

LEDに引き寄せられ、入って出れなくなったのか?

工場出荷時にはすでにいた?中華の虫?

 

よくこんなんで使っていたねぇ。

 

 

観察

さて。分解していろいろ観察しているとアンプICは

偶然にも TDA7377 らしい。

 

いま、個人的に話題の15本足のアンプだねぇ。

こんなことってあるのかねぇ。

 

と、この辺りから ネットでLP-V3S について調べ始める・・・。

 

使用されているカップリングが0.22μF。

中央の赤いフィルムコンデンサかな?

Datasheetの指定より足りないらしい。

1.0μFぐらいにしたほうがよいようだ。

 

昔は1,400円とかだったのか。

いまの円安、異常だよね。

 

スピーカー端子部分の故障も多発してるみたいね。

プラが弱いのでは?

 

 

部品交換

ということで、早くも部品交換大会。

みんなやっているようなので、今さら感・・・。

 

ありものでどうにかしよう。

 

この製品はアンモニア臭がするはんだが使われているので

部品交換してるとくさかった。

塩化アンモニウムを使ってるんじゃないだろうか?

 

◆オペアンプ

NJM4588Dが2個が基板に直付けだったのでとりはずす。

いろいろオペアンプを交換したりしてみたいのでピンタイプのDIP8ソケット×2個に交換。

NJM4556AD×2個を取り付けることにする。

オペアンプは Directの左右で2回路、トーンコントロールの左右で2回路ということで2回路入りのものを2個使っているようだ。

新しいLP-V3SはDIPじゃなくてSOPで裏面に直付けされているようだ。SOPだと抜き差しでの交換できないよねぇ。

 

◆コンデンサ

C1 16V2200  →ルビコン25V3300

C2 16V47  →ルビコン50V47

C22 16V680 →ニチコン25V1000

  ※径が太くなったのでピンバイスで穴の位置を変更

 

これらは電源系?のようなので音楽之友社系の例のシリーズから撤去したものを流用した。

 

C4 16V220※低ESR →OSCON 25V330

ラベルにわざわざ低ESRという記載があったので、NFJのDACかどこかで使って外したOSCONをお見舞いした。

 

C3/C12 16V100 →FG 25V100

C11/C21 16V100 →UTSJ 25V220 ※オペアンプ横

 

C19/C20 100V2.2 →タンタル35V4.7  

     Used品で買ったSPRAGUE 150Dにしてみた。

 

Audio系っぽいところはそれなりに・・・。

 

C5/C6 0.22フィルムコンデンサ → 1.0フィルムコンデンサ

    秋月の黄色いやつにした。意外と気に入っている。

該当パーツを外したら、基板はこんな感じ。

 

外した12本の中華コンデンサ。

 

TDA7377のグリスは塗りなおした。

外箱にICをくっつけて冷やすタイプは工夫が必要だねぇ・・・。

普通に組付けたらケースの内側でグリスをひきずっちゃったよ。

 

音は普通に鳴っている。

明日の昼間に音量を上げて試聴してみよう。

 

交換後はこんな感じ。

 

※取付け当初のC19/C20はELNA Silmic 100V2.2×2本

 であった。その後、SPRAGUE 150Dにしている。

 

 

 

問題発生

 

次の日、試聴していたら

なにかの拍子に可変抵抗が効かなくなった

大開放状態。うるさーい。

音源側で音量を絞らないととてもじゃないが使えない。

 

なんか部品が壊れたか?

 

音量調整が効かないので単純に可変抵抗(20kΩ)を交換した。

手持ちは50kΩのみであったが、わーっと交換。

 

→解決せず。

 

次いで不幸が。

しばしヒートシンクしないでテストしていたため

TDA7377までお亡くなりになったっぽい。

短時間でも NGみたいだ。aitendoの注意書きにあったやつ。

 

はっきり人災ですな。

外したアンプIC。

 

 

TDA7377はaitendoのキットに入っていたものに交換。

キット自体はTDA7379で組んだのでね。余っていたのだよ。

 

だが、今回の件により、新規でアンプを作る計画がなくなった。

上のように基板に小基板をかますことで、アンプICを基板の向きと水平に設置している。この構造のせいで、交換はかなり面倒な作業に・・・。心もとない箇所は線材を使ってしっかりはんだづけした。

 

アルミケース自体をヒートシンクにしているため

アンプICがうまくケースに接するように調整しないといかん。

調整はややシビア。しくじると熱暴走っぽくとまる。

 

※実際とまった。(笑)

 

結果、音は出ても音量調整できないため、解決せず。

 

 

 

試行錯誤

 

状況としては

 

 ・音量調整ができない

 ・トーンコントロールも効かない

 

  ただし、パワーアンプとしては機能している。

 

といった感じ。

 

テスターで各所を当たるが、問題なさそう。

入力からDirect入力用のオペアンプの周辺を中心に確認した。

ここかな?と思ったチップ抵抗や、チップコンデンサを外してみたりしてみたものの、状況変わらず。

 

先人がネットに情報を公開してくれていた回路図とにらめっこするもよくわからない。

 

 

情報を提供いただきありがとうございました。

 

一方で、外した可変抵抗:20kΩを検分したところ、左右差はあるものの それ以外は問題なさそうだった。

他のものに交換しても同じ状況なのでもしやと思ったが、やはり問題なしかぁ。となると基板のどこかだよねぇ。

 

ということで、可変抵抗をもとの20kΩに戻した。

・ツマミに溝がないため、ノブの形状と合わない

・50kΩにした影響を除外したかった(多分影響はない)

の2点より。

 

当然、状況変わらず。

 

可変抵抗の出力から押しボタンスイッチ(Direct/Tone)までの間のどこかだと思うのだが、どこなんだ?

 

 

~ 迷宮入り ~

 

 

気が向いたときになんとなく対応する感じで過ごしていたら

ひと月ほどが経過・・・。

 

 

 

 

ひと月経過・・・

 

気まぐれに捜査範囲を広げてみた。

まぁ、抵抗値なんかは全部みていたんだけど。

 

トーンコントロール側のオペアンプ周辺にて

値がブレブレで、かつ値が大きいチップ抵抗を発見。R4だ。

前に見たときはこんな値じゃなかったような気がするが・・・。

10kΩの抵抗の値が20kΩを超えている。

 

R4をはずそうとしたが、なかなか外れない。

しかも割れた。ひびでも入っていたのだろうか。

 

R4は込み合った箇所であったため、他で使っている同じ抵抗をを移設することとした。

 

物理干渉的な意味で影響なさそうな箇所は・・R30かな。

 

 

ドナーになったのはR30。ここはスタンバイ系と思われる。

 

物理干渉的な制約がないのでここには手持ちの10kΩの金属皮膜抵抗を敷設した。大きくなったがここなら問題ないだろう。

 

試聴すると、音量調整とトーンコントロールが可能になった。

 

復活!!

 

長かったねぇ。

 

 

残作業

 

動いているうちに残作業をしてしまおう。

 

LEDの色 青から黄緑に交換。

 

オペアンプ 事故が怖いので NJM4556AD×2個 のまま。

      他のに交換して鳴ることは確認済みだが・・・。

      安定したらなにか他のものにするかもしれない。

 

 

パスコン オペアンプ4,8ピンの間に0.1μFの積セラ取付け。

     2か所とも。まぁ、おまじない。

 

ギャングエラーがあるので音源側で対応するかな。

ネットを見ると結構事例としてはありそうなので仕様と割り切る。あとで交換するかもだが。

 

でもそうすると溝がないからノブが付かないよね・・・。

同じぐらいのサイズのノブを探して交換するか?

コスト的に合わないよなぁ。

 

ミニジャック 入力端子として背面にあるミニジャック。

       実は左右が逆。

 

基板のパターンをカットして左右逆に結線した。

ミニジャックやRCAをはずして何かするよりはこの方法がよいかなと。スピーカーケーブルいちいちつなげ変えたくないしな。

RCAの方は結線は正しい。だが L(白)側が垂直方向で上に取り付けられてない。中華あるある。

 

試聴

 

多分、優秀。キャラ付けがあまりない。素直で中庸な感じ。

 

部品交換後わりとすぐににトラブったので、コンデンサー類がまだこなれてない感じがする。しばし使ってみないと分からん。

 

現状はaitendoのキットの方が解像度が高くて好きかなぁ。

こちらはこちらで、トーンコントロールできるのはいいかも。

 

今買うとすると、かなり高いなぁ。敢えて買うことはないかな。

オペアンプがDIPじゃなくなっているのが厄介だね。

 

中華アンプは外箱同じでも、中身については開けてみないと分からんよねぇ。模造品も多いし。買うのも勇気がいる。

 

オペアンプは最終的に(?) Direct側はOPA604×2、トーンコントロール回路側はaitendoのキットについていたNE5532っぽいもの(互換品?)にした。

 

後日訂正

2点訂正です。

①オペアンプは逆になっていた。どうも基板の裏表で位置を逆にとらえていたらしい。NE5532がDirect側になっていた。

②しかもNE5532は互換品ではないっぽい。

 

いろいろ試してみたのだが、TL072CP(LXV-OT10付属のもの)とかTL081CP×2の相性がよさそう。明瞭な感じが合ってそう。

ひとまずDirect側をTL081CP×2に、トーンコントロール側をTL072CPにして様子を見てみることにした。分解するのがめんどくさい・・・。逆の方がいいのかも。