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ナショナルけもペディア<ナショけも>

アラフェネ動物記へようこそ!
こちらでは、明日動物園・水族館で使える
動物基礎知識を主に載せています。
主に、哺乳類、鳥類、爬虫類が中心に
記事を書いていますが、
飼育方法などは記載いたしません。
よろしくお願いいたします。

 

  新テーマ<けもの図鑑>

 

こんにちはアラフェネです。

 

今回は、新たなブログテーマ<けもの図鑑>を作りました。

こちらでは、主に<けものフレンズ>で登場する動物種を元にどんな動物かを簡単に紹介するテーマとなっています。

また、こちらは予告はせずに不定期に更新します。

 

明日の園館へ赴く際の予習復習にご活用いただけたらと思います。

 

最後に<トリビア>の項目を追加しましたので、読者さんならではのトリビアなどこちらに無い知識を教えてください。

ココが可愛かった、ここが面白いなど、種の事であれば、なんでも構いません。

 

X<アラフェネさん>、または、本記事のコメ欄に投稿よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

  基本情報

〇和名

イヌワシ

 

〇英名

Golden Eagle

 

〇学名

Aquira chrysaetos

 

〇分類

鳥綱タカ目タカ科イヌワシ属


 

〇生息地

北半球広域(日本、ロシア、中国、北アメリカ、スペインなど)

 

〇体長

75∼90㎝

 

〇翼開長

185∼222㎝

 

〇保護評価

軽度懸念【LC】

ワシントン条約付属書Ⅱ

 

 

国の天然記念物

国内希少野生動植物種<ニホンイヌワシ>

特定動物【タカ目】

 

フレンズでは・・・ 

 

 

NEXON版<けものフレンズ>として、初登場し、キャラデザが刷新され、<けものフレンズぱびりおん>で登場しました。

 

 <けものフレンズ3>では、2025年1月30日にイベント<寒さを飛ばせ!空舞うぽかぽか大作戦>で待望のプレイアブル化になりました。

 

実際の<イヌワシ>のように獲物をめがけて高速で下降することから、<急降下>がとても好きで、暇さえあれば、何度も急降下を行って、スリルある日々を求めています。

 イベントでは、アクロバット飛行大会を開催するという事で、多くのフレンズたちに見てもらえるよう奮闘しています。

 

 

 

 

ニホンイヌワシ 

 

<鳥綱タカ目タカ科イヌワシ属>に分類され、肉食の鳥類の一群である大型の猛禽類の1種で<イヌワシ属>は本種を含め、現在11種が世界中に確認されています。

 <イヌワシ>は現在、5亜種が確認されており、日本で見られるのは亜種は<ニホンイヌワシ>が有名です。

 

 

北半球の広範囲に分布 

 <イヌワシ>主に北半球の広範囲に分布し、アフリカ大陸北部、ヨーロッパ、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、東アジアやアルプス、ヒマラヤ山脈などの山岳地帯、バルカン半島、スカンジナビア半島などの島しょ部にまで、様々な環境下での生息が確認されています。

 <ニホンイヌワシ>は主に北海道~九州にかけての山岳地帯でよく見られます。

 

 

ゴールデンイーグル 

体長75∼90㎝、翼開長168∼220㎝とタカ科の中でも大型の部類で、翼を広げた大きさだけでも、<オウギワシ>や<ハクトウワシ>に相当する大きさになります。

 

 全身が黒色~こげ茶色尾羽や風切り羽の根元の部分は淡い茶色の羽色をしており、頭の羽毛には金色の光沢が見られます。

 目は黄色い黒い瞳で、くちばしは黒く、根元にはろう膜があり、鉤足は黄色です。

 

掴む力は非常に強大でヒトの握力の数倍を誇り、爪は鋭く長く、相手の体に突き刺し致命傷を与えます。

 

 

急降下速度は300km!? 

 生息域における生態系の頂点に君臨しており、陸上の肉食哺乳類にも襲われない為、天敵が存在しません。

 

 完全な肉食性で、哺乳類(ノウサギ)、鳥類(ヤマドリ)、爬虫類(ヘビ)、それらの動物の死骸なども食べることがあります。

 

 主に持ち前の高い視力や水平飛行を最大限に発揮する為に、特に草原の開けた見渡しの良い場所や山岳地帯で狩りを行う傾向があり、対象の獲物に狙いを定めると、翼をすぼめて急降下し獲物を捕らえるのがイヌワシの狩りの特徴です。

 最高飛行速度は130km、急降下速度は300kmを超える為、一度狙いつけられた獲物は逃れることができません。

 

 

断崖や大木で繁殖 

 

 

 つがいで縄張りを持ち、主に断崖や大木に営巣しますが、毎年同じ巣で繁殖を行う傾向があり、

育雛期間は約5年と長く、生後約3か月で飛行ができますが、巣立ちには約6か月かかります。

 

寿命は野生下では30年、飼育下では50年ほど生きた記録があり、猛禽類の中では長寿命です。

 

 

絶滅が危ぶまれるイヌワシ 

 

イヌワシ全体のIUCNの保護評価では<軽度懸念【LC】>とされていますが、

亜種である<ニホンイヌワシ>は500羽しか生息せず、環境省では<絶滅危惧IB類【EN】>とされており、絶滅危惧種に指定され、<国の天然記念物>、<国内希少野生動植物種>に指定されました。

 

 主な原因としては、営巣に利用する森林の伐採、ダム建設、害鳥駆除、農薬汚染などの人為的な影響も考えられますが、

種の習性上、草原など開けた場所で狩りを行うため、ヒトの手入れが行われなくなった地が森林に覆われ、狩りができず採餌ができないことによる育雛の障害などが起こることも考えられています。

 

<イヌワシ>は動物愛護管理法(動物愛護法)により、獰猛な性質や鋭い鉤爪により、身体に著しい危害が及ぶ危険性があることから<特定動物>に指定されています。

 世界では、子供が獲物と勘違いし、襲われる事例が報告されています。

 

 

 

妖怪がモデル!?和名<イヌワシ>の由来 

和名の<イヌワシ>の由来は、いくつか説がありますが、日本の伝承に登場し、飛翔する妖怪<天狗>から<狗鷲(いぬわし)>となったされています。

 

また、ワシやタカの尾羽は弓の矢羽根に利用され、特にオジロワシのように純白、クマタカのように縞模様の羽は高級品とされていたが、イヌワシは見た目からあまり高級感が無く下級品とされていたため、植物のイヌザンショウのように、<役にたたず>という意味が含まれる<犬>が付けられたのではないかとされています。

 

英名の<Golden Eagle>と名付けられていますが、頭の羽毛は金色の光沢が見えることから見た目をそのまま名付けられているようです。

 

 

  トリビア

 

現在募集中です。

 

 

  リンク

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