こんにちは、アラフェネです。
今回は、<ベニハチクイ>のコラムになります。
<神戸どうぶつ王国>さんコラボ動物の1種ということで、
<マヌルネコ>、<ハシビロコウ>に続き、<ベニハチクイ>とはどんな鳥類なのか、簡単にまとめました。
ベニハチクイとは?
〇分類
鳥綱ブッポウソウ目ハチクイ科に分類される小型の鳥類です。
ブッポウソウ
カワセミ
ブッポウソウ目には、ブッポウソウ科の<ブッポウソウ>の他、ハチクイ科、カワセミ科の種の大部分が含まれています。
<オオブッポウソウ>と呼ばれる種が存在しますが、オオブッポウソウ目オオブッポウソウ科と生物階層が独立しています。
ハチクイ
シロビタイハチクイ
ヨーロッパハチクイ
ヒメハチクイ
ハチクイ科には、<ハチクイ、シロビタイハチクイ、ヨーロッパハチクイ、ヒメハチクイ>、本種である<ベニハチクイ>もここに含まれています。
〇生息地
アフリカ大陸
インドネシア(スラウェシ島)、ニューギニア島、オーストラリア大陸
ハチクイ科の多くは、ヨーロッパ、西アジア、オーストラリア、インドネシアのスラウェシ島、アフリカ大陸に生息しています。
一部の種は渡り鳥の為、特定の季節と場所で繁殖を行い、越冬を行います。
アフリカ大陸には、<ベニハチクイ>の他に<ヒメハチクイ、シロビタイハチクイ>、越冬に来る渡り鳥として、<ヨーロッパハチクイ>などが存在します。
ベニハチクイの主な生息地は、アフリカ大陸の中央部~東部にかけて生息している留鳥です。
日本の野生下では、見ることはできませんが、<神戸どうぶつ王国>さん、
<よこはま動物園ズーラシア>さんなどでは<キタベニハチクイ>を見ることができます。
〇形態
ハチクイ科の大半の種は約30㎝になるかならないぐらいの小型の鳥類で、スズメ目の鳥類とほとんど変わらない大きさをしています。
大きな種では<ヨーロッパハチクイ>か<ベニハチクイ>の27~30㎝あたりで、小さいものでは、<ヒメハチクイ>の17㎝ほどになります。
全体的に羽毛が朱色や瑠璃色など色鮮やかな種が多く、野鳥観察を行う上での代表種ともなっています。
くちばしが全体的に細く、昆虫などの小さな生物を挟むのに都合がよい形をしています。
足は、ブッポウソウ目の特徴である合趾足(ごうしそく)と呼ばれる足をしており、趾の先がくっついていて、木の枝に止まりやすくなっています。
キタベニハチクイ
ミナミベニハチクイ
<ベニハチクイ>の体長は38㎝と他のハチクイよりかはやや大きいです。
名前の通り、羽毛の大部分が赤色~ピンク色で占めているハチクイで、翼や尾羽がやや赤褐色、頭と尾羽の付け根あたりが青色、目のあたりの黒いライン、くちばしが下にやや曲がっているのが特徴です。
また尾羽は非常に長く、長距離での飛行が可能となっています。
ベニハチクイには、喉元が青い<キタベニハチクイ>と喉元が赤い<ミナミベニハチクイ>の2種が存在します。
〇生態
<ハチクイ>は名前の通り、ハチなどを多く狙うことで知られますが、捕食できる昆虫全体を狙います。
ハチなどは毒針を木の枝などにこすり付けてつぶし、捕食します。
森林などに生息する種は単独で木のうろに巣を作ったり、トンネルを巣にしたり、開けた環境に生息する種は集団繁殖地を作るなど様々で、群れ全体で協力して子育てなどを行います。
ベニハチクイも肉食性で主にハチ、バッタ、イナゴ、トンボなどの昆虫などを中心に捕食します。
空中での捕食に特化していて、特に動物が動くなどのなんらかで虫が一斉に動き出すところを狙って捕食します。
開けた環境に生息し、数百~数千羽の大集団で繁殖を行うことで知られています。
以上が、<ベニハチクイ>のコラムでした。
現在、<けものフレンズ>とコラボ中の<神戸どうぶつ王国>さんで見られますので、是非観察してみてください。
今回も最後までご購読頂きありがとうございました。
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