利用者と職員のワクチン接種 | 褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

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褥瘡ゼロを目指す看護師です。介護施設で働く看護師の日記。療養する全ての人が自分で動けなくても、意思表示出来なくても、穏やかに居られるように手伝いたい。その他の興味が向いた事も。

新型コロナ流行初期のワクチン接種を思い返すと、辛かったが、良く頑張ったな〜と思う。


新型コロナワクチン接種を行う前に、利用者の家族へ連絡して、同意を得る。

病状的に厳しく、ワクチンが打てない方もおられるため、家族の意向も確認しなければならない。

アレルギーの有無も。


職員は、打たない意向を施設に申し出てもらい、その他は打つ者としてスケジュールを作成していく。


副反応のことを考えて、同じフロアの職員が同日に重ならないように、できるだけ休みの前日にできるようにスケジュールを組んでいく。


1バイアル、6人分なので、6人一組で1日に5〜6組を利用者と職員あわせて行う。


利用者の問診票は、看護師が記入。仕事が終わって時間外にも問診票を記入。


一ヶ月をかけて実施していく。


あらかじめスケジュール表を全フロアに配布して、職員は、いつ自分が打つのかわかるようにしておいた。

にも関わらず、当日になって打ちたくないとか、問診票を忘れただとか言い出す職員が多かった。

アレルギーとかではなく、ただ何となく怖いから。

ワクチンも注文して、現物はすでに届いている。

打つたくないならなぜ、先にワクチンを打ちたくないと、申請しとかないのか!だからドタキャンすることになるだろうが。

基本ドタキャンは体調不良いがいは、認めなかった。


そして、こちらで組んだスケジュールにも、文句が発生した。

休みの前日にしていたが、その休みは用事があるのに!とか、とにかく文句が聞かれた。


しょうがないの、希望日を調べるには、日数がたりなくて。こちらで問答無用にスケジュールを組ませてもらったから。

ドタキャンのおかげで、毎日スケジュール表を組み直し、先の予定だった人を当日に変更。

変更した方のもともと打つ予定の日が空くから、そこも組み直し。

ドタキャンしたのに、後日打ちたいですと言ってきたり。


振り回され、文句を言われ、ワクチンロスが多かったら始末書をかかされた。


ひどい、なんで看護師ばかり、こんな目にあわないといけないの?

自分の都合で文句言ってくる人は、どういう神経なの?

と、相手を責めたい気持ちが膨らんで辛かった。

それぞれ、いろんな事情があったりするだろうし、同じ職場の仲間として、できるだけ協力しようと思われていたのかもしれない。


あの頃の自分は、余裕が無くなっていて、余計に辛さが増すような捉え方になっていたな~。