気持ちを伝えて、負担を減らす | 褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

褥瘡ゼロを目指す看護師です。介護施設で働く看護師の日記。療養する全ての人が自分で動けなくても、意思表示出来なくても、穏やかに居られるように手伝いたい。その他の興味が向いた事も。

 自分の気持ちを伝えられず、何でも抱え込んでしまうひといませんか?
 私は、家事を一人で抱え込む傾向がある。それは、旦那に家事のやり方をアレコレ言われたくないからだった。せっかく、旦那から食器洗いやるよ、って言われても断ったり、それよりも旦那が散らかしている机を片付けて、とか言っちゃってた。
 そんな風に断り続けたある日、旦那は、食器洗いならやる気出るから、そこから始めたら他もできる気がするのに、何故断るんだ、と言ってきた。
 アレコレ言われたくない、この気持ちを率直に伝えて良いものかためらった。でも、伝えないとお互い気分が悪いまま。私も家事負担を減らせる良いチャンスでもある。
 「あの、やってもらえれば確かに物理的には片付くし助かるけど、私のやり方や物の配置について意見されるとイライラしてしまうから、つい、散らかしているとこやってと言ってしまう。日常的にやっているのは、私だからちょっとやってみてダメ出しされるのはチョット。心理的負担になるかな。亅
 勇気を出して思いを言葉にしたら、あっさり理解してもらえた。私の思いをふまえて、旦那もやる気が出る方法を話し合った。
 結果、食器洗いから始めて、気分がのったら他のこともやろう、ということに。食器洗いは、旦那が洗い、私が拭いて片付ける役割分担。並んで作業しながら、今日の出来事とか、最近考えている事とか会話するようになった。
会話の中で、洗濯物たたみ手伝ってほしいな、と言ったら、たたみ方レクチャーしてくれたら、一緒にやるよとの返事。一人でやってた家事を二人してやると、私だけが何故やらないといけないのかという不満も解消されてきた。
 私が勝手に、これ言ったらマズイとか、気分を害するかも、とか思い込んで黙っていたんだなと気づいた。言って相手を不機嫌にさせると思い込み、不機嫌にさせるのは面倒だし、黙って自分でやっとくほうが平和だ、と思っていた。自分の気持ちに蓋をして、伝える事を面倒だとおもい、伝える努力を怠った。それによって抱え込んで疲れていた。
 自分の気持ちを理解してもらい、相手の気持ちも理解しようとするときに、意見のぶつかり合いはあるだろうけど、それを避けてばかりでは立ち行かなくなるなるね。言葉にするときは、勇気がいったけど、伝えたら気分を害すると勝手な思い込みだったから、案外言っても大丈夫なんだなと解った。
 今回は、旦那だったけど、同僚とか、上司とか、言いにくいけど言ったほうが効率よくできるとかの場合も、工夫がいるだろうけど頑張ってみようかなとおもった。