本日はアキクサインコのチャチャの放鳥を中止しています。
何故なら本日の21時30分前後に無精卵を産むからです。
サーモスタットの設定は18度から24度に変更して安静にしてもらっています。
とは言え、カバーをしている訳ではないのでカゴ内温度は20度前後です。
いつもより心持暖かい程度かな。
病気ではないので、必要以上に加温はしません。
ただし、止まり木は低い位置にしています。
春の発情が始まっていましたので既定ではあったのだけど・・・やはり心配です。
再三、お話ししていますが、無精卵を産むメスは体重測定、糞を観察していると産卵日、時間まで分かります。
チャチャの場合、未発情状態で45g前後、発情状態で48g前後、産卵直前で51gと体重が変化するのです。
当然、今の体重は51gを超えています。
昨日の夕方に卵を形成しましたので、29時間後の本日、21時30分が産卵予定時刻なのです。
(チャチャの産卵は正確で毎回21時30分前後です)
一般的な小鳥は体内に卵を維持できる時間が30時間程度です。
逆に言えば、卵の形成が終わって30時間以内に産卵できないと、卵詰まりの可能性が高くなります。
人間の出産と違ってタイムリミットがあるのです。
チャチャは体の強い健康体ですし、今のところ問題はありません。
無精卵を産むメスの飼い主さんは出来れば、産卵を把握してほしい。
1度目の産卵が卵詰まりとなった場合、個体によってはそのまま、2個目、3個目と卵を抱える場合があります。
1個目が詰まっていますので、2個目、3個目も当然体内にあります。
鳥は意識的にコントロールできないので、辛く痛い時間が死ぬまで続きます。
うずくまることも多いので、途中で気付いた飼い主が病院へ連れて行っても亡くなる確率が高い。
1個目の卵詰まりを早期に把握すれば、鳥専門病院なら的確な治療を受けることができるのです。
でも、大体の飼い主さんは、翌朝見ると産んでいたというのが多い。
チャチャの産卵に関しては過去すべてあらかじめ把握しています。
私が神経質すぎるのでしょうが、卵詰まりで亡くなる鳥は多いのです。
産卵日時をあらかじめ把握できなくても体重測定を毎日することで、鳥の体調は見ることが出来ます。
体重の増減は産卵に限らず病気の些細なシグナルの可能性があるのですから。
最後に恒例の卵が体内にある状態の糞を載せておきます
(本日撮影)↓
排泄孔が卵で圧迫されていますので、固形糞は出ません。
水を大量に飲んで軟便の貯め糞をします。
日頃、愛鳥の糞を観察していれば、上記のような糞を確認した時点で、卵が体内にあることが分かります。
(周りに広がっている水分は排泄時は透明です。時間が経っているので糞の色素が出て色がついたものです)
ついでに言えば、敷き紙の清掃は毎日必ず行うことが肝要です。
理由は簡単で1日の糞の状態(健康状態)を確認しやすいのです。
おおよその回数は?
色は?
いつもの大きさか?
万一、糞をしなくなった場合、卵詰まりの可能性があります。
様々なことが分かるのです。
おわり