文鳥のシルバに呼吸障害の症状が出てしまいました。
具体的には呼吸時にキュキュっと小さな音を出すのです。
11/12に初めて確認し、私の緊張と恐怖はMAXになりました。
体重変化はなし、餌も通常通りに食べて、普通に遊んでいますが・・・
私の見立ては甲状腺腫の初期症状。
頸腹部の肥大は確認できませんが、間違いなく甲状腺腫由来。
何故なら、中高齢の文鳥に好発するからです。
もちろん、肺炎や気管支炎の可能性は否定できないけど少し違う感じがするのです。
甲状腺腫で有名なのはセキセイインコと文鳥。
初期症状は呼吸音の発生や体重増加。
その後は開口呼吸からチアノーゼ、重篤な呼吸困難が発生します。
呼吸困難になった時点で致死率は非常に高く怖い病なのです。
もう一つの特徴として突然死もあります。
<文鳥(中高齢)の突然死の原因である可能性もあると考えています>
当家のシルバの話に戻ると、
シルバには数年前からヨウ素粉末(週に2~3日)を与えていました。
また、ネクトン粉末やペレットも併用しているので、甲状腺腫に警戒しつつも安心していたのです。
(ネクトンやペレットには少量のヨウ素が入っています)
ただ、ヨウ素の過剰摂取でも甲状腺腫を発生させます。
だから、当家では控え目に与えていたのです。
中高齢の文鳥に好発するということは、年齢変化で器官が弱くなったり、鈍化することでヨウ素の必要量が上昇する可能性があるのかな?
経過観察で11/13も朝からずっと見ていましたが、キュキュ音の発生頻度が増加してきました。
初期であれば、ヨウ素の増量で症状は消失するハズですので夕方から対応した結果、
11/14は徐々に治まり、今現在はほぼ消失しています。
症状が無くなっても、ぶり返す可能性がありますので今後もヨウ素量は増やして対応する予定です。
これは私見ですが、セキセイインコや文鳥の呼吸障害は悲しい結果を招く可能性があります。
だから、もし、呼吸困難(開口呼吸)やスターゲイジングが見られ甲状腺腫と診断された場合、ヨウ素では手遅れです。
大元の甲状腺ホルモンやステロイドの投与が必要なのです。
(ヨウ素は甲状腺ホルモンを体内で作る材料にすぎません)
鳥をしっかり診れる獣医師ならば、そういう対応をするハズですが中にはヨウ素で様子を見る獣医師もいます。
本当の初期ならばいいのですよ、でも呼吸困難やチアノーゼが出てしまっている状態ではダメです。
参考までに。。。