ハインリッヒの法則って知っていますか?
今日も尖った記事です。
偉そうな批判記事です。
他人事では無い記事です。
ハインリッヒの法則とは労働災害の発生確率を「1対29対300」という比率で表したものです。
1は重大事故、29は軽い事故、300は怪我は無かったけどヒヤリとした体験です。
1つの重大事故が発生するまでには29の軽い事故が隠れていて、29の軽い事故が発生するには
300のヒヤリがあるという理論です。
つまり、幾つもの問題が積み重なる、もしくは放置したため、取り返しのつかない大きな事故が起こるという話です。
それを、回避するためには些細な事故やヒヤリを無くさなければならないのです。
そして、本題は「鳥のロスト」です。
いつもの繰り返しの記事なので、興味がない方はスルーしてください。
ロスト情報はネットに溢れています。
毎日、毎日、多くの飼い鳥が空に放たれています。
・日光浴でカゴを出していたら、鳥本人がカゴを開けて逃げた。
・鳥カゴの清掃中に逃げた。
・窓が開いているのを忘れていて放鳥した。
・肩に乗せているのを忘れて外に出た。
・カゴに入れて病院へ行こうとして、カゴが破損した。
・他の家族と意思の疎通が出来ていない為、逃がしたetc
中には少し同情もできる理由もありますが、個人的にはほとんどはあり得ない。
とは言え、当家も文鳥のシルバに取り返しのつかない大怪我をさせました。
だからね、あえて偉そうに言うのです。
鳥を外に逃がすと、殆どは死にます。
ボロボロになって、お腹が減って、苦しくて・・・・
飼い鳥の飛翔力なんて、野生の鳥に比べると話になりません。
カラスや猫にとっては、雛鳥同然です。
辛い経験をした方に向けた記事ではありません。
今、この時も何の危機感も持たず、鳥をリスクにさらしている飼い主さんに言うのです。
逃がした飼い主は、昼夜問わず探すでしょう。
ご飯ものどを通らないでしょう。
死ぬほど後悔するでしょう。
でもね、すべて遅い。
なぜ、逃がすということを想像しない?
逃がした鳥がどうなるか想像しない?
部外者ではあるけど、ロスト記事を見ると悔しくて泣きたくなる。
私ね、ロスト記事の拡散はしません。
拡散自体は鳥を保護するというより、保護した後に繋がる手段だと思っているから。
例えば、リブログして逃がした地域のブロガーが記事を見たからと言って、昼夜問わず探すかと言えば
そんなことはしない。
時間があれば、探してみようという優しい方もいる可能性は否定しないけど、何人いるの?
何日も何日も探してくれる?
結局は、その地域で逃がしたという事実をその地域と殆ど関係ないブロガーへ拡散する手段でしかない。
だから保護率は多分、変わらない。
ロスト情報があろうが無かろうが、インコや文鳥が屋外にいれば、鳥飼は保護します。
私だって、全力を挙げて保護します。
保護後の手段としてのSNSならば、私は使います。
でもね、鳥飼経験がなければ、保護って案外しないんです。
以前、見たツイッターでは屋外でのボタンインコの画像とともに、
誰か保護してくださいって・・・
かなり近くで鮮明に撮影していました。
鳥飼的には早く保護しろよ!って思うけど、
触れないというか、どうしていいのか分からないようでした。
考えて、恐怖してほしいのです。
カラスや猫に襲われて血だらけになった愛鳥の姿を想像してください。
怖いですよね。
でもね、そんな姿にさせないことって、すごく簡単です。
逃がさなければ良いのです。
何度も何度も書いてますが、今日も書きます。
当家の場合、カゴを外に出しません。
カゴって頻繁に移動するための強度はありません。
器用なインコは自分で扉を開けます。
なぜ、カゴを信用するの?
そんな当家も、唯一、外というか、日光浴でベランダに出すことがあります。
そんな時はカゴの扉は室内側にして、私が付きっきりで見ています。
1秒、1cmたりとも、鳥から目を離しません。
時間にして15~20分程度、カゴの真正面で座って鳥しか見ていません。
鳥部屋のリビングでは兎に角、鳥が最優先。
3か所の窓は365日、レースのカーテンを引いています。
それでも放鳥時に網戸にすることはありません。
リビングに通じるドアには、のれんが掛かっています。
放鳥中にリビングのドアを開けても、鳥たちはドアの外に行きません。
そもそもドアを開けない。
放鳥部屋はリビングのみ。
他の部屋と通じてしまうと、ロストや事故のリスクが増大するのです。
家族は全員、鳥たちの場所を確認して行動します。
あそこにいる、ここにいる。
情報共有を必ず行います。
私にとって鳥は家族ではないのです。
大切な生きた宝物、そして儚く弱く飛んで行く者。
人間の思い込みや感覚で接するなんて絶対無理。
だから、肩に乗せたまま、うっかり外へなんて絶対あり得ない。
徹底的に、ヒヤリは潰してきました。
それは、1つの重大事故(ロスト)を起こさない為。
でもね、それでもロストに恐怖して日々鳥と暮らしています。
恐怖することが、ロストを防ぐと思っています。
鳥が逃げました、拡散お願いしますって記事は多いけど、
しっかり鳥たちを守れよ!って記事は見ない。
だからね、こんな記事を何度も書くのです。
逃げなかったけど、放鳥中にうっかり窓を開けてしまった。
カゴが開いているのを忘れて、外に出しそうになった。
そんなヒヤリはありませんか?
もし、安易に放鳥をしている飼い主さんがいたら、ルールを作ってみませんか?
家族が居れば共有する。
それだけで、多くのヒヤリを無くせると思うのです。
そうすれば、重大事故の可能性も低くなります。