本日の飛翔はアキクサインコのハルです。
ハルは昨年の5/5生まれなので、1歳と1か月を越えました。
数か月前には複数回の嘔吐もあり、少し心配しましたが今は問題なしです。
でもね、やはり、チャチャに比べると体が弱いのです。
以前にもお話ししましたが、チャチャとの対比では肌色、羽並み、すべてが悪い。
爪先の血管は常に貧血気味に見えます。
ただ、これはチャチャと比べた場合なので、もし、単独飼いならば気が付かないレベルです。
そんなハルですが、今だから話せる危機があったのです。
ん?実際のところ危機かどうかは分かりません。
でも、飼い主的には精神衛生上良くなかった。
話はハルの一人餌移行時(生後4週間)に遡ります。
さし餌を拒否するようになったので、いよいよ一人餌に移行です。
粟穂を順調にクリアして、通常の混合シードも問題なし。
そして、さし餌を中止したのですが・・・・
糞がおかしい。
糞はするのですよ。
でも、糞が小さいのです。
もうね、糞かどうか分からない小ささ。
ゴマ粒があるでしょ、それの半分くらいの糞を沢山するのです。
考えられる原因は
腸閉塞?
腸閉塞気味なのかも知れないけど、嘔吐は無し。
体重の増減がある。
つまり食べて出しているということです。
そして、本人は至って普通。
餌も食べて水も普通に飲んでいます。
特に変わった仕草もなし。
観察すると、虫眼鏡が必要なくらい小さいのですが尿酸も正常に出ている。
こんな小さい糞をまともに排泄できるということは、糞に嫌な粘着性がある訳でもなく
肛門にも異常はないハズ、そして糞の構成にも問題はありません。
大きさを除けば、糞は正常。
ん~~~
さし餌時は立派な軟便をしていたので、固形物に腸がまだ対応出来ていないだけなのかな?
万一、腸に奇形や腫瘍があれば、助からない。
でもでも、本人は元気。
鳥専門病院へ行く手はありました。
でもね、問題は腸なので外科的なことは不可。
せいぜい、整腸剤が出るだけです。
当家の鳥たちには、乳酸菌生成エキスを与えていますので、
特に整腸剤の必要は感じないのです。
もちろん、糞以外の異常があれば救急で行く予定でした。
そして、3日経って、1週間経って、3週間経っても、元気そのもの。
もちろん、その間は徹底的に観察しました。
体重の推移を見ると、さし餌終了後、一旦、低下した体重は38g程度で下げ止まり、
緩やかに上昇していきました。
これは、正常な推移です。
で、結局、1か月、2か月と長いスパンで、糞は少しずつ大きくなっていったのです。
1歳を越えた今でも糞は小さめなのですが、さすがにゴマ粒に比べると遥かに大きい。
3~5㎜前後かな?
カンマ糞で尿酸とのバランスも綺麗です。
参考のために、現在のハルの糞を載せますね。
糞に棒が付いたようになっています。
これをカンマ糞と言います。
極めて良好な形状なのです。
この造形美、美しすぎ(笑)
真ん中には真っ白な尿酸が鎮座しております。
尿酸は白が正常です。
変色があった場合、内臓疾患、中毒等々、真っ先に疑います。
そして、糞の色は緑と茶色がまじった感じです。
当家はシード食なので、これまた良好、健康便です。
もう少し、暗い色でも問題ありませんが、鮮やかな緑はダメです。
内臓疾患(特に肝臓)を抱えている可能性があります。
ちなみに言うまでもなく、糞に固形物(未消化の餌)が混ざっていたら即座に鳥専門病院へ!!
色付きのペレット食の場合、直接色が出てしまいますので、イマイチ分からなかったりします。
糞って大切です。
愛鳥から発せられる健康メッセージとしては最重要なのです。
愛鳥の糞を詳しく観察していますか?
おわり
追伸
スマホで見ると糞が実物より随分明るく見えてしまいます。
糞に限らず、人でも風景でもスマホからだと明るく綺麗に見えてしまうのです。
こういうスマホの盛ってる感って大嫌いです。
何の話だか・・・
気になる方はPCよりご覧ください。