小鳥って体調不良を隠すって言いますよね。
私も何となく、そんなことを思っていたというか信じていましたが
考えてみると隠せるはずはないのです。
だってそうでしょ、飼い主は愛鳥の側に居ていつも様子を確認しているのです。
アキクサインコのハルの場合を例にとれば
羽繕いをしなくなる。
カゴから出なくなる。
殆ど鳴かなくなる。
寝る時間が多くなる。
下痢便になる。
嘔吐する。
病状である下痢や嘔吐を除いても何処をどう見たって体調が悪い。
膨羽をしなくても、日頃、アクティブなハルがほとんど動かないということは、
体力の消耗を抑えることに注力しているのです。
そんな体調の悪かったハルでしたが、本日も絶好調です。
朝一はアキクサ扇で暖を取ります。
右奥で綺麗な扇を見せているのはチャチャ姉さんです。
手前で尾羽をチョロット扇をしているのが本日のハルです。
このチョロット扇はハルの得意技です。
ちなみに、嘔吐時、自ら外に出なかったので、扇はできなかったのです。
そして、その後の放鳥は飛び回って遊びまわって・・・・
〆は飼い主観察です↓
これもハルの得意技ですが、当然、体調不良時はしませんでした。
飼い主観察すること30分、長~~(笑)
可愛い置き土産を貰いました↓
汚い?
でもね、飼い主にとっては嬉しいお土産です。
シード食特有の色にカンマ糞、そして、純白の尿酸!!
最近、オーツ麦を入れているので、緑が少し強くなります。
少なくとも、内臓や消化器に異常がない証拠です。
言ってみれば、健康そのもの。
でもね、今回の闘病、正確には闘病後にハルは主演女優賞級の演技をしたのです。
嘔吐が治まり、体調が急速に好転した夜の話です。
帰宅した私は、放鳥を始めました。
アキクサインコのチャチャや文鳥のシルバはいつものように飛び回っています。
ハルの場合は・・・・
一目散に私の肩に飛んできたのです。
そして、シャツをカジカジ、カジカジ・・・時間にして10秒ほどだったと思います。
この動作自体は、それほど珍しいことではありません。
しかし、ここから演技が始まりました。
肩から向かった先は、カゴの餌箱です。
餌箱に止まると、猛烈に食べ始めました。
突然の行動を気になって見ていたのですが、ほとんど食べていません。
時間にしてやはり、10秒程度です。
そして、また私の肩に飛んできて、シャツをカジカジしています。
そして、そして、すぐ餌箱に飛んで行って、猛烈に食べているフリです。
繰り返すこと、3回。
こんな動作は一度たりともしたことが無かったのです。
これって・・・・健康アピール?!
ハルにとって初めての強制給餌、狭いケースに入れられて、病院では苦しい保定を長時間され
またまた、そのうにゾンデを入れられ、帰りも狭いケースでの移動です。
少し心配でしたが、帰りの車内でハルを放したのです。
特に暴れたわけではないのですが、ハルは震えていました。
すごく苦しかったのだと思います。
だから、きっと私に伝えようとしたのだと思います。
考えてみれば、強制給餌をしたのは私、病院へ連れていったのも私。
ハルから見れば私が元凶なのです。
もう元気だから!!
ほら、餌も食べれる(フリですが・・)
もう狭いところも嫌だし、強制給餌も嫌なの!って
何だか泣けてきました。
小さな体で、必死のアピールです。
アキクサインコって人間と深いコミュニケーションを取らないので、
イマイチ分からないというか、それほど頭も良くないのでは?なんて勝手に思っていました。
でも、しっかり飼い主を見ていて、深く賢い思いがあるのです。
ごめんなさい、ハル。
でもね、体調が悪ければ、やっぱり病院へは行くし、必要があれば強制給餌もしますよ。
だって、鳥たちを守るのが飼い主の使命ですから。
ちなみに、食べたフリ以外の時間ではしっかり食べていました (^-^)