今朝もアキクサインコのハルはアキクサ扇をしていました。
しかし、見るも無残な状態です。
先日のアキクサパニックで左側の尾羽が抜け痛々しい。
生え変わりではないので、新しく生え揃うまで1か月ほどかかるハズです。
オカメパニックもそうですが、ブリーダーさんにとっては珍しくないというか
仕方ないことでしょうが、当家のアキクサインコ達は繁殖目的ではないので
飼い主としては申し訳ない気持ちでいっぱいです。
(ブリーダーさんを批判する訳ではありません、荒鳥の場合、対処が難しいと思います)
一方のチャチャの方も尾羽が割れています↓
尾羽の近くの太い羽(成長途中)が変形していましたので、昨晩、抜くと・・・
「ギャ!」と怒っておりました。
抜いた羽を確認すると、羽軸の中に不自然に血が詰まっています。
暴れた際に、強打した影響だと思っています。
ちなみに、羽が完全に伸び切った(成長した)状態では、血管や神経は通っていないので
通常、抜くことに対して痛みや出血は伴いません。
だから、パニックを起こすと簡単に抜けてしまうのです。問題は暴れることによって
翼の筋肉部分や骨を損傷することなのです。
話は少し変わりますが、
文鳥のシルバをペットショップから迎えた時(生後4週間)、風切り羽は徹底的にクリッピングをされていました。
そこまで切るか!!というくらい。
飛べる距離は僅か1メートル、それも直線的に飛ぶのみです。
挙句に着地をする瞬間、十分な揚力が無いため、バチっと音がします。
ある日、金魚の水替えバケツにシルバは飛び込んで、あわや溺死という事件も起こりました。
シルバの場合、自分で飛翔をコントロールできなかったので、1メートル飛んだら落ちるだけなのです。
おまけに、風切り羽というのは少し特殊なので、雛換羽では生え変わらないのです。
結局、両方の風切り羽を4枚ずつ抜くという荒業で、再生を図りました。
そんなシルバは、風切り羽が生え揃った1か月後に飛べるようになりました。
この対処方法自体は賛否、いや、否があるでしょうが、シルバ自体、痛みや恐怖は感じていなかったと
思っています。抜くにしても複数回に分け、抜くたびにシルバの反応や抜いた羽を確認。
シルバの反応は・・・・まったく無関心。
私を恐れるわけでもなく、逃げるわけでもないのです。
賢い文鳥のことなので、万一、恐怖や痛みがあれば、逃げ回るハズです。
あっ!勘違いをしないでください。
クリッピングをされている鳥を迎えた場合、風切り羽を抜いたほうが良いという話ではありません。
抜くのには、覚悟や思い切り、そして、十分な保定が必要です。
恐々行うと、鳥に大怪我をさせる可能性があります。
だから、お勧めしません。
鳥専門病院でも止めた方が良いと言われるはずです。
ただね、
例えば、1枚だけ変形している、折れている等で鳥が気にしているのなら・・・私なら抜くという話です。
爪切りもそうです。
当家は訳があって健康診断へ行きません。
(病気の気配があれば、掛かりつけの鳥専門病院へ連れていきますよ)
だから、爪は私が切ります。
飼い主の気持ちとしては、爪切りは頻繁にしたくない。
だから、出来る限りギリギリを狙うのです。
ギリギリと言っても、安全圏のギリギリなのですが・・・・
鳥はじっとしていないので、結局、ごくたま~~に出血。
深爪はそれなりに出血しますが、慌てず、騒がず止血剤、小麦粉、線香等々、で対処します。
鳥を保定して爪切りを行うと肉付きや羽並み、皮膚状態が良くわかるのです。
触られることが嫌いなアキクサインコ達ですので、メンテナンスを飼い主が行い健康管理に気を付けています。