旧型iphoneで飛翔写真を撮ってみた |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

昨日に続き、飛翔写真の話をしたいと思います。

 

私自身は一眼レフでいつも撮影していますので、スマホで飛翔写真を撮ることは

無かったのですが、考えてみるとスマホでも撮れるのでは?という疑問が生じました。

そこで、私のiphone8でアキクサインコの飛翔写真を撮ってみました。

 

スマホで愛鳥の飛翔写真を撮られる方は注目してください ('ω')

知らなかったことがあるかも、ですよ。

 

まず、昨日もお話ししましたが、鳥の飛翔写真を撮影するのには、

速いシャッター速度が必要です。

一眼レフだと、速いシャッター速度を得られますので、止まったような画像が撮れます。

 

スマホ(iphone8)の場合は、

シャッター速度の調整が出来ないので、ブレる可能性が高いのです。

iphone内では回りが暗ければ出来る限りシャッター速度を速くして、明るければシャッター速度を遅くするということが

自動で行われています。でも、上限のシャッター速度は鳥の翼を止めるほどの速度は無いはずですので

結局はブレてしまいます。

 

先ほどiphone8で撮ったハルの写真が下記です。

 

 

この状態は、被写体ブレと言います。

ピントは合っているのですが、ハルの飛行速度にiphoneがついて行けずブレてしまっています。

これはこれで味があると思うのですが・・・

 

被写体ブレの話が出てきましたので、他のブレの話もすると、手振れというブレもあります。

手振れは字の通り、手の振動によって画像がブレることです。

ただ、鳥の飛翔写真は高速シャッターが前提なので、手振れは起こりづらいですし、

最近のスマホやコンデジは手振れ補正機能がついていますので、心配はいりません。

 

となると、鳥の飛翔速度を下げることが出来れば、もっと綺麗に撮れるはずです。

上記の写真は横から撮っているので飛翔速度が速いのですが、正面からゆっくり

飛んでくれば撮れる、ハズ。

そんなときは、カメラ大好きハルの出番です。

 

結果が下記です。

 

 

色の補正はしていますが、正真正銘iphone8で撮影したものです。

 

翼は被写体ブレを起こしていますが、体はほぼ綺麗に撮れています。

 

ここで、スマートフォンやコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)で愛鳥を撮影する際に

重要なことをお話しします、注目です。

 

それはピントを固定する(置きピン)ということです。

スマホに限らずコンデジや一眼レフもすべて、オートフォーカス機能がついています。

ただ、このオートフォーカス(AF)が曲者なのです。

例えば、人間や風景等、撮影する場合は、オートフォーカスは便利な機能ですが、

動きの速いものを撮影する場合、オートフォーカスの追尾が追い付かずピンボケが

多発します。お高い一眼レフになるほど、追尾機能がより高速なものに対応できますが

それでも、室内での飛翔写真は難しいのです。

 

一眼レフでも厳しいので、スマホやコンデジのAFでは撮影不可と考えて良いと思います。

もちろん、奇跡が重なり撮れることもあるでしょうが、奇跡より確率を上げるためには

AF機能をOFFにします。

 

iphoneもそうですが、ほとんどのスマホ、コンデジ、一眼レフはAFロック(AF解除)が選択できます。

表示としてはAE/AFロックとなっている場合が多いです。

AEというのは露出です。

 

やり方は個々のカメラによって違いますが、任意の場所(飛翔写真の場合50cm程度)にピントを合わせ

AE/AFロックを掛けると、ピントが固定されます。

あとは、カメラを愛鳥に向け50cmの距離まで飛んでくるのを待ち、シャッターを切るだけです。

もちろん、60cmでも80cmでも構いませんが、私が試したところ50cm程度が使いやすかったのです。

鳥は当然飛んでいるので、シャッターを押しても反映するまでのタイムラグがあります。そこは馴れるまでチャレンジが必要ですが、結果としてはスマホでも撮れましたよ。

ハルの協力もありましたが、一応、熟練者なので下記の写真は3~4回のチャレンジで撮ることができました。

鳥の羽ばたきは翼が上がった時と下がった時が遅くなります。

偶然ではありますが、その瞬間に遭遇すれば、ブレが少なく良い感じで撮れます。

 

 

↑スマホでもそこそこ綺麗です。

 

結論としてはスマホでも飛翔写真は撮れるのです。

もちろん、コンデジでも問題ありません。

 

ちなみに最新のiphoneやAndroid機だと、もっと繊細に綺麗に撮れるにでは?と思っています。