野生のアキクサインコは日の出、日の入り前後の暗闇で活動できます。
夜行性の鳥を除き、鳥は暗闇では活動しません。
しかし、アキクサインコは昼行性なのに暗闇の中で餌を食べたり、水を飲んだりします。
捕食者から身を守ることや他の競合する鳥たちより有利に餌を食べる等のメリットがあるのだと思います。
そんなアキクサインコの必殺技?にアキクサ扇があります。
原産国のオーストラリアの冬は一桁まで気温が下がりますので冬の暗闇で活動すると、体温がどんどん奪われていきます。
それを回避するために、熱源(太陽光、地面等)に向かって翼や尾羽を大きく広げるのです。
↓チャチャのアキクサ扇
アキクサ飼いの方々にはお馴染みのアキクサ扇は風物詩でもありますので、
秋口にアキクサ扇を見ると、また冬がやってくるね、という感じがします。
でもね、当家のハルは真夏でもアキクサ扇崩れをするのです。
ハルを左の手のひらに乗せて右手をかぶせると、まったりとウトウトするのですが、
手からハミ出た尾羽を見ていると、じわっと開いて行くのです。
尾羽だけアキクサ扇をしているのです。健気というか、可愛い。
まだ生後3か月にも満たないのですが、しっかりアキクサインコをしています。
そんなアキクサインコのハルなのですが、実を言うといらない!と言われていました。
チャチャもいらない!と言われていました。
もっと言えば、亡くなったちゅらも歓迎されませんでした。
言ったのは家人と娘。
チャチャは病弱なちゅらの拠り所になってもらう為に迎えたのですが、
家人は大反対、でもね、私が強行しました。
だって、独りぼっちって寂しそうじゃないですか、それも病弱で、多分長生きできないのは
分かっていました。だからこそ、少しでも寂しくないように。
チャチャを迎えてからの1年間、ちゅらは良く鳴いて、よく遊んで、楽しかったと勝手に思っています。
そんな、ちゅらが亡くなって、私はすぐアキクサインコを迎えることを提案しました。
ところが、これまた大反対。
理由は死ぬのを見たくない!でした。
鳥が嫌いなわけではない、情が移った鳥が死ぬのが悲しいというのです。
もちろん、言っていることは分かります。私も同じです。
でも、そんな人間の気持ちはどうでもよかったのです。
チャチャはちゅらに依存していたというか、ゾッコンでした。
ちゅらがひと鳴きすると、大慌てで鳴き返して、ちゅらのもとへ飛んで行くのです。
私が危惧したのは、チャチャが精神的に弱って亡くなるのでは?ということでした。
だから、急いでハルを迎えたのです。
勝手な人間のエゴかもしれません。
でも、迎えたハルをチャチャは大切にしてくれ、今では常に一緒に居ます。
そして、大反対した一部、家族も、今ではハルにゾッコン。
ハルは人懐っこくて、人間が大好きです。
でもね、それっておかしくないかい。
ハルのさし餌をするために、午前3時に寝る私が、午前6時に起きてさし餌、すぐ寝て、
午前8時にカゴを1Fに移動して、また寝て・・・
愚痴?
そう愚痴です。
だってね、大反対した家人は鳥に好かれる体質なのです。
反対しときながら、今では鳥三昧。
ん~納得いかない。
まあ、鳥を大切にしてくれているから良いのだけど。
他の鳥飼さんはお迎え問題は無いのかな・・・・・