アキクサインコの雛(ハル)は本日で生後34日~36日になりました。
そして、さし餌は終わり一人餌に移行しました。
本日の空腹時体重は39.3gです(体重は上昇傾向になりました)
飛行に関しては、スピードを上げてきましたが、目的地へ確実に行けるわけではなく
いまいち戸惑いながら、行き当たりばったりで着陸しています。
とは言え、激突することはないので一応、安心して見ております。
これからは更にスピードを上げていきますので、後は雛の技術向上を願うばかりです。
というのも、昨年、チャチャが飛べるようになり、スピードを上げてきたのですが、何処かに
激突して、鼻の上を切ってしまったのです。
この頃の若鳥は、飛行速度が速いのに技量が備わっておらず、激突事故の確率が高いのです。
例えば、免許を取りたての若者がスピードを出しすぎてコントロールを失い事故を起こすようなものです。
そして、さし餌の話を少々。
ベテランの皆様にとっては当たり前のことなのですが、初めてさし餌を行う方にとっては
さし餌終了期の雛のさし餌拒否は怖さがあります。
今まで、さし餌をたくさん食べていたのに、量が減った、首を振るようになった・・・
少し前に記事にしましたが、量が減ったり、暴れるように食べるということは、さし餌の終わりが
近づいているのです。だから、体重が減っていくのは当たり前です。
自然の鳥をイメージしてください。
巣にいる雛は、親が餌をくれます。
しかし、自分で飛ぶようになれば、親のさし餌は頻度が減る、もしくは無くなります。
飼い鳥の場合は、親は飼い主です。
だから、飼い主が一人餌に導いてあげないとならないのです。
私見ですが、雛が羽ばたき練習を始めて少ししたら、まき餌や粟穂を容器に入れます。
具体的には生後3週間前後です。
雛はここから、10日前後で初飛行、一人餌に移行します。
自然の鳥と全く一緒で、先ず最初に飛べるようになって、巣を出ます。
巣から出た雛は、一人で餌を食べるようになるのです。
しかし、ただ餌を撒いているだけでは、進みが遅い雛もいます。
その場合は、さし餌で人間に馴れているはずなので、手で粟穂を雛に持っていくと
かじってくれます。
当然、最初から食べることはできませんので、かじる練習を何度もします。
ずっと側で見ていると、かじっているだけなのか、本当に食べているのか判断できます。
食べれるようになれば、あとは簡単です。
これも記事に書きましたが、一人餌に向けて雛のそのうは小さくなっていきます。
しかし、自ら食べる量はまだ少ないので体重が減少します。
空腹時体重を比較して、5%くらいの減少は仕方ないと思います。
ただし、10%以上減少する場合は、少し心配です。
雛の糞の状態、様子等確認して、場合によっては病院へ連れていく必要があります。
という記事を書いたのには理由があります。
一人餌移行時期なのに、さし餌を食べてくれないから、無理やり食べさせたという記事を
よく見るのです。拝見して切なくなります。
記事のほとんどは、病気ではないのです。
さし餌を食べないのは、若鳥になるときが近づいているのです。
そのことを分かってほしくて記事にしました。
ちなみに、10%を超えて大幅に体重が減少する、一切まき餌や粟穂に口をつけない場合は
先天的な異常や、BFD等の重篤な状態になっている可能性があります。
話は変わりますが・・・・
同居を解除したアキクサインコのチャチャと雛(ハル)ですが、
どうしても諦めきれないのはチャチャです。
今朝も必死にカゴに張り付いていました。
豆苗も一緒に食べています。
大好きで仕方ないのです。
「一人は嫌い」というチャチャの声が聞こえてきそうです(笑)
雛の方も、チャチャと話をするようになってきたので、まんざらでもないのですが・・・
下記の動画は本日撮影したものです。
雛(ハル)のことを大好きなチャチャが一生懸命、カジカジしています。
よろしければご覧ください↓
この後、仲良く散歩をしていました。