同種多頭飼いを考える |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

フィンチの同種多頭飼いをされている方々は多いですよね。

ブログを拝見すると、皆さん楽しそう。

 

それぞれの個性や力関係があり、より自然に近い精神環境で鳥が暮らしているようです。

 

当家の場合、文鳥のシルバのパートナー候補のサスケは

亡くなってしまい、現在は1羽で暮らしています。

 

 

アキクサインコについては、ちゅら(♂)とチャチャ(多分♀)の2羽が居ます。

 

そこで、アキクサインコの同種多頭飼いについて考えてみたいと思います。

 

ちゅらを迎えたのは2年前でした。その1年後、チャチャを迎えました。

つまり、ちゅらとチャチャが一緒に暮らすようになって1年が経ったのです。

 

 

1羽飼いの時と2羽飼いになってをお話ししますと、先住のちゅらの様子が激変しました。

 

何度か記事にしていますが、

1羽飼いの時のちゅらは、とにかく大人しい。呼び鳴きというものは皆無でした。

リラックスした時に、独り言のようにピヨピヨ鳴くだけです。

まるで、ピンクの鳥のぬいぐるみのようでした。

 

ところが・・・・

チャチャを迎えてからは、呼び鳴きをするようになり、性格もただ大人しいだけではなく

怒ることも増え(感情豊か)、活動的になりました。

 

その中で、もっとも驚いたことは、文鳥の鳴き真似をやめたことです。

チャチャが来る前は、ちゅらは文鳥のシルバの鳴き真似をたまにしていました。

当初、チャチャも同じように文鳥の鳴き真似をしていたのですが、

今は一切していません。

 

寂しさ?というか、話し相手が居なかったので、言葉は通じずとも、

同じ鳥の鳴き真似をしていたのでは?と思っています。

ところが、言葉の通じる話し相手がきたことで、文鳥の鳴き真似をする

必要が無くなったということなのでしょう。

 

実際、ちゅらとチャチャは頻繁にコミュニケーションを取っています。

呼び鳴きとは別に、囁くようにちゅらが呼べば、チャチャは必ず

返事をしています。

 

地理的に話が飛びますが、ドイツでは同種多頭飼いは常識として考えられています。

1羽飼いだと、非難の対象になります。

(セキセイインコ等)

 

が、

 

ここは日本!人間の生活環境も違いますし考え方も違います。

 

それに同種多頭飼いにも問題があります。

 

まず、人間側の問題。

多頭飼いを行えば、費用(餌、病院等々)が2羽で倍かかります。

3羽で3倍・・・・当然ですよね。

ケージも増やす必要があります。

事故のリスクが大きくなる。

呼び鳴きが増えれば、近所トラブルになりかねません。

何も考えず、鳥を守れない多頭飼いを進めれば多頭飼育崩壊を起こすかも。

 

鳥側の問題として

相性が悪ければ、喧嘩をして怪我をするかもしれません。

♂♀の場合は雛が生まれ続けるかもしれません。

 

そんなことを考えれば、安易に多頭飼いをできないと思います。

 

当家の場合をお話すれば、

現在、チャチャは発情していますが、ちゅらにその気がないようなので、

見た目は問題ありません。

しかし、長い目でみればチャチャに病的な問題がでるかもしれません。

 

↑チャチャ巣探し中・・・でも透明じゃあねぇ~

 

それでも

私はちゅらにチャチャを迎えて良かったと思っています。

だって、喧嘩をしながらもカキカキして、たくさん話もして

1日が過ぎていくのです。

例えば、私にずっと理解できない雑音だけの環境で暮らせと言われれば、

苦しい、悲しい、寂しい。

でも、言葉の通じる相手がいれば、世界が変わると思うのです。

 

おはよう、元気?

面白かったね。

意地悪!!

嫌い!

ごめんね。

おやすみ、また明日。

 

こんな会話を鳥がしているかは分かりません。

でも、そんな可能性を信じたいのです。

 

ここまで書いて逃げるのもよくないですが、飼い主さんそれぞれの

事情がありますし、同種多頭飼いで喧嘩して鳥が怪我をすれば、本末転倒です。

だから、1羽飼いが悪いという話ではありません。

そもそも、当家の文鳥のシルバは1羽飼いです。

 

だから、この記事は同種多頭飼いを検討している方へ参考にしていただくために

書きました、ということでご理解ください。

 

 

おわり