鳥って凄いですよね。
だって、飛べるんですよ。
当たり前・・・・(笑)
でもね、知れば知るほど感心、いや、畏怖の念を抱きます。
今日は飛翔の話を少々。
モデルは当家のアキクサインコのチャチャ↓
(減速体制ですので翼が立っています)
何の変哲のない飛翔写真ですが、右の初列風切を拡大すると↓
羽軸から生えている毛?の左右のバランスが大きく違います。
これって奇形ではありませんよ。
羽軸から後方の毛を多くすることで、羽ばたいた時、後方へ風が発生して
進むことが出来るのです。
万一、羽軸に対して左右対称だと前方にも風が発生してしまうので、うまく進むことが
出来ません。
また、初列風切の次に生えている次列風切は羽ばたいた時に、下方向への風を
発生させますので、浮くことが出来るのです。
そして風切羽は少しカーブしているのも特徴です。
空気抵抗を考慮しているのでしょうが、シナルことで強い抵抗を逃す役目もあるはずです。
ちなみに尾羽は羽軸に対して、左右対称(対称でない場合もある)でまっすぐ伸びていますので
換羽で抜けた大きな羽が初列風切か尾羽かは一瞬で判断できます。
その、尾羽ですが
ただ単にまっすぐ伸びているだけではありません。
減速(着陸)時は広げることで、ブレーキの役目をします。
もちろん、それだけではありません↓
方向を変えるときに使うのです。
チャチャの飛び方が変ではないのです(笑)
視線の方向へ進むため、尾羽を曲げているのです。
写真的にはバランスが悪くイマイチですが、舵を切っている瞬間なので
貴重と言えば貴重です。
瞬時に判断して飛ぶ鳥たち、数秒、いや、0.0?秒の世界なんですよね。
ね、鳥って凄いですよね。