当家にいるアキクサインコのルビノー2羽の日光浴事情を
記事にしたいと思います。
ちゅらとチャチャは赤目なので、日光浴に関しては
1日に5分~10分程度してもらっています。
ちゅらに関しては病弱なので当然、チャチャも背後から光が当たるように
止まり木に乗ってもらっています。
(反転し辛い状況にしています)
長い?短い?
ちなみに、日光(紫外線)浴をすることによって、
ビタミンDからD3が生成されます。
D3はカルシウムを吸収するのに必要なビタミンですので、
日光浴は必要なのです。
でも、窓ガラス越しだと、紫外線がカットされてしまうので、
少しだけ窓を開ける工夫が必要です。
当家の場合は、鳥が通れない出窓を開けて、日光浴をしています。
日光浴の時間に話を戻すと、
アキクサインコの赤目は目の弱い個体が多く見られます。
それは、赤目(ルビノー、ルチノー、ファロー等)が出現して、
日が浅いのが関係していますが、そもそも赤目自体、光に弱いことが
原因なのです。
しかし、どのサイトを見ても、なかなか腑に落ちる説明がないのです。
赤目だけど元気そうだから日光浴してます!?
赤目だから日光浴は避けています!?
目の色素が抜けているからというのは何となくわかりますが、
それってどういうこと?
そこで、私見が入りますが説明をしてみたいと思います。
早速、下記の図をご覧ください↓
一見して、目が茶色とか黒とか青とかは虹彩の色で決まります。
人間の場合、赤道直下(太陽が多く当たる地域)で暮らす方々は
より黒目に近くなります。
黒目になるということは、虹彩に多くのメラニン色素が蓄積されているのです。
メラニン色素(体を含む)は有害な紫外線から体を守ってくれるのです。
逆に言うと青目(白人)の方々は太陽(紫外線)が強くない地域で暮らしているという
証拠なのです。
青目が誕生したのは、ここ1万年以内ですので比較的新しい人類です。
思うに、知能が発達してきて屋内(洞窟?)で暮らすことや、寒い場所で暮らすことが増え、多くのメラニン色素が必要でなくなったため、青目の人類が出現したのだと考えます。
鳥の話から離れてしまいましたので、ここで戻します。
基本的にはメラニン色素の話は鳥も一緒です。
つまり、赤目はメラニン色素のほとんどが存在しないので、赤目なのです。
ということは、光や有害な紫外線をまともに受けてしまうのです。
体に受ける分は有益なこともあるのですが、目に対しては有害以外の理由がありません。
そして、アキクサインコの赤目に関しては、目の弱い個体が多い!!
赤目で光を見ると、まぶしくてたまらない。
もともと光に敏感で弱いのに、眼振が出たり、視力低下を招いたり、
最悪、目を傷つけてしまう可能性があります。
例えるなら、
サングラスをせずに太陽を眺めるようなものだと思っています。
このような状態の赤目を長時間、太陽に晒すのは・・・・私はできません。
だから、対策をしつつ5~10分程度の日光浴にしているのです。
アキクサインコの赤目の話はお判りいただけたかもしれません、が、
他の赤目は?
セキセイインコ、オカメインコは?
正直、わかりません。
セキセイインコやオカメインコは赤目の歴史がアキクサインコより長く
丈夫な個体が多いのです。
ただ、メラニン色素が抜けているというのは一緒なので、長時間の日光浴は
しないほうが良いと思っています。
最後に眼振の話をすると、
眼振は読んで字の通り、目が小刻みに震えます。
保定して虫メガネで見ると、強い眼振は素人でも確認できます。
その他、物にぶつかる、翼に異常がないのにうまく飛べない等の
症状があると、やはり目の異常が疑われます。
そういう個体は、日光浴はもちろん、いろいろなことに
注意しなければならないと思っています。
おわり
追伸、
通常の黒目のインコに関しては、全く問題がないと思っています。