健康診断には行かない |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

 

私がすぐ側で、PCを使っているときは、

アキクサインコのちゅらのカゴはこのように開けております↑

 

でも、ちゅらは簡単には出てきません。

 

覗いてみると

 

 

「しら~~~」

奥の止まり木で、羽繕いをしたり、ウトウトしたり・・・

 

そして、お腹が減ったりすれば↓

 

 

出てきて暫しムシャムシャ

 

満足すると帰っていきます↓

 

 

もう完全に、引きこもり状態です(笑)

 

ちゅらは、数か月前から翼に炎症を起こしているので

自分で飛べないというのもあるのですが、

内向的というか、とにかく大人しいのです。

(出たそうにしているときは、床に降りてもらいます)

 

二本の止まり木間は20センチ強なのですが、

飛び移るのに、毎回、苦労しています。

これも、リハビリの一環なので、心を鬼にして

見守っています。

2か月前までは、あまり自分で移動できなかったことを

考えると、随分進歩しました。

 

そんなちゅらも3/23に満1歳を迎え、これからというときに

前回のような、事故に遭わせてしまい未だに自責の念に駆られています。

 

話は突然変わるのですが、

皆様のブログを拝見していると、定期的に鳥の健康診断へ

行っている方と、多分行ってない方がいることに気付きました。

 

ここからは尖った記事になりますので、 個人的な見解ですので

気にしないでください、独り言です。

そして、長文です。

 

当家の場合、健康診断には行きません。

といいつつ、数か月前に行きましたが・・・

これは、シルバの復活の状態(クチバシがないので

消化や腸内菌がどうなっているか)を診察していただくためでした。

 

そして、ちゅらは長期入院&通院をして

いたので、やはり病院には行っていたのですが・・・

 

ところで、なぜ健康診断に行かないか?という話ですが、

お金がもったいないとか、病院が遠いとかそういう理由では

なく。リスクを回避するためです。

健康診断をすることでウィルスや細菌類に

感染してしまうのでは?ということです。

特に鳥専門病院(人気があればあるほど)では、インコ特有の

PBFDやBFDを持った鳥さんが通院しています。

他にはクラミジア、メガバク等々多くの細菌、菌類が病院に

残っている可能性があります。個々のウィルスや細菌等が

病院の空気内でどれほど生存できるかによるので

それほど恐れる必要はないかもしれませんが、少なくとも

自宅に比べると、鳥のウィルスや細菌が多いと思ってしまうのです。

一方、健康診断に行かないことで、病気の初期症状を見逃して

重篤な状態になるリスクも大いにあるのも承知しております。

しかし、半年や1年スパンの健康診断であれば、初期症状の見逃し

より、病気をもらってくるリスクが高い気がするのです。

 

ついでにインコ特有のPBFDの話をしますと

(インコ飼いの方はよくご存じだと思いますので症状は割愛します)

 

12年前の調査ではペットショップ(300羽)での陽性率は16.7%

一般家庭(770羽)での陽性率は19.2%

別の調査(病院、ペットショップの1070羽)の陽性率は18.5%でした。

 

随分、高い確率でPBFDの陽性が出ています。

単純に考えれば、ペットショップにいるインコの6羽のうち

1羽はPBFDを持っているのです。

もしくは、6軒のペットショップのうち、1軒はPBFDが蔓延しています。

人知れず(嫌な言い方ですが)処理されているのかもしれませんし

キャリア(不顕性感染)になっているのかもしれません。

 

個人的には、キャリア(不顕性感染)が多数を占めていると考えています。

ちなみに、キャリア(不顕性感染)とは細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず

感染症状を発症していない状態をいい、見た目はいたって健康ですが、

陽性反応が出てしまいます。鳥本人は一応問題ないのですが、ウィルスが排出されるため

他の鳥に感染が広がります。

 

そういったことを踏まえて、当家の場合、ペットショップには行きません。

鳥たちのご飯は、鳥を扱っていないけど、鳥のご飯を販売しているショップで

購入してきます。

 

とにかく、他の鳥さんとの接触は避けています。

ただ、これは当家のちゅらを守るということと同時に、他の鳥さんに

被害を及ぼすかもしれないことも防ぐということを考慮しています。

 

断っておきますが

ちゅらはPBFDには感染していないハズです、多分。

多分というのは検査をしていないからです。

 

検査についてもお話ししますと、

PBFDはウイルスですので、検査をして仮に陽性が出ても

薬で治すことは出来ません。以前にもお話ししましたが、

ウイルスを殺す薬は人間を含めても存在しないのです。

人間用の風邪薬は風邪を治すことは出来ません。

風邪の症状(熱、咳、鼻水)を緩和する(対処療法)薬が入っているだけです。

風邪の原因ウイルスは沢山あるのですが、どれも雑魚キャラなので

放っておいても自己免疫の力で治ってしまいます。

インフルエンザの抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑えるだけです。

だから、発熱から24時間だったり48時間だったり、ウイルスの増殖が

途上の場合のみ、投与すると症状が緩和されます。

 

PBFDに話を戻しますと、

仮にちゅらを検査してPBFDの陽性が出ても、有効な手立てがないので意味がありません。

PBFDの原因はサーコウイルスなので、1つの手段を除いて治ることはないのです。

その治る手段は、鳥本人の自己免疫でウイルスを撃退することです。

撃退に成功すれば、免疫を獲得できますので、PBFDにかかる可能性は

限りなくゼロになります。

それ以外は、陽性が出ても発症しないキャリアでいてくれることを願うだけです。

ほぼ手立てがないのに、小さなインコに深爪をして出血させて確認する必要を感じないので

私は検査をしないのです。

ちなみに、ちゅらが重篤な感染症にかかった時に、病院の勧めでBFDの検査はしました。

陰性でしたが、陽性が出ていればBFDもウイルスなので抗生物質の投与は中止され、

あとは神に祈るだけの状態になっていたと思います。医師としてはBFDを確定できれば

諸刃の剣(毒性がある)の抗生物質を中止できるので、多少のメリットを感じたのだと思います。

*抗生物質はウイルスに効果がありません(人間も一緒です)

 

これをご覧になった方は、PBFDにかかっていないから、偉そうなことを書けるのだと

思われるかもしれませんが、仮にちゅらに症状が出てしまったら病院へ行って、

確定診断を行い、あとは自宅で一緒に過ごす覚悟を決めています。

インターフェロンは免疫力を高める可能性がある薬ですが、絶対ではないので

使いません。だって注射は痛いハズです。

陽性の診断が出て、インターフェロンを使って陰転したという話を聞きますが、

陰転自体は鳥本人の免疫力のおかげです。

インターフェロンが手助けしたかどうかは不明なのです。

私ならその他の、安全なサプリやペレットで免疫力の向上を目指します。

 

これはあくまでも当家の場合ですよ。当家のインコはちゅらだけですので、

他にご迷惑はかけませんし(フィンチ類は感染しません)、外にも出しませんし

他の愛鳥家さんとの接触もありません。

 

そんなこんなで、もらうリスクとわたすかもしれないリスクを考えて

健康な状態のちゅらのPBFDの検査や健康診断はしないのです。

 

ただし、何か病気の症状があれば、病院へはすぐ行きますよ。

細菌由来の感染症であれば、有効な薬(抗生物質)があるのですから。

 

これも上記と同じですがPBFDによって免疫機能が低下して2次感染(細菌、真菌、クラミジア等)が

起こった場合、細菌、真菌、クラミジア等には抗生物質が有効ですので、当然

通院します。

 

少しややこしく、難しい話になりましたが、これはあくまでも当家の場合です。

私の考えをすすめる訳でも、客観的に正しいと考える訳でもありません。

大好きで大切なちゅらの為に私個人が思っている内容ですので、批判や意見は

お受けしません。

 

だって・・・

こういう尖った記事を書くと、それは違うという方が現れるので・・・・

それなりに私は気が弱いので、ダメージを受けたくなかったりします。

 

へえ~そんなことを思っている飼い主もいるのだということを、感じていただければ

と思っていますし、もし、細菌とウイルスの違いが分からないとか、抗生物質は

ウイルスには無効だということをご存じない方は、理解していただければと思っています。

 

だって、皆さん大切な鳥と暮らしているのですから。。。

 

長文をお読みいただきありがとうございました。