サスケとシルバとちゅらの病院 |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

思うところがあって記事にしました。

長文です。

 

昨年の年末、白文鳥のサスケは呼吸困難になりました。

当初は鳥も診れる動物病院へ通院しましたが、

症状は改善するどころか悪化していき、年が明けてすぐ、

危険な状態にまでなってしまいました。

 

ドラックストアで酸素缶を購入して、

何とか年明けの開院まで待ち、

鳥専門の動物病院(今現在の主治医)へ飛び込んだのです。

 

鳥専門の動物病院では迅速な対応をしていただき、

入院後、一気に回復へこぎつけました。

 

 

しかし、サスケはその後、自咬症を発症、

そして甲状腺の肥大による呼吸困難で4月に亡くなりました。

甲状腺の肥大と診断されたのですが、

薬やヨウ素はまったく効かなかったのです。

このことに関して、病院への不満や疑念は一切ありません。

 

話は変わりますが、

人間の場合、耳鼻科があったり、内科があったり、

外科、皮膚科、脳外科、心療内科、眼科etcと多くの専門科が

あります。しかし、家族の一員の鳥たちの専門科はありません。

せいぜい、鳥専門病院がある程度です。

 

これに関して仕方ないのは理解しています。

動物病院も別の見方をすれば、ビジネスですので

鳥よりもワンちゃんやネコちゃんを診断する方が、

リスクが少ないですし、収益も望めます。

それは製薬会社だってそうだと思います。

鳥は小さく弱く儚いものです。

餌を食べないとか、嘔吐したとか、内臓が肥大しているとか、

呼吸困難になっているとか、判断材料が限られています。

人間には20000種類以上もの病気があります。

鳥たちにだって、信じられない数ほどの

病気があるはずです。

でも、実際のところ恐ろしく少ない数の病気を想定して

診断、そして数少ない種類の投薬をされています。

 

これも仕方ないことですし、獣医師の先生方がしゃべれない鳥の

数少ないシグナルに一所懸命対応してくださっているので、感謝しかありません。

 

しかし、私たちが人間の医師に診ていただくのとは

随分、状況が違います。

私たち人間が病気になって診察、投薬等をされても

改善しない場合は、さらなる検査や、セカンドオピニオン等を

行い、真の原因を追究したりします。

 

サスケは短い期間でいくつもの病気を発症して、

亡くなってしまいました。

その時以来、私は鳥たちの治療に参加しようと決めたのです。

 

誤解のないようにお話しすると、

獣医師の判断に異を唱える訳ではありませんし、

診察時に口出しをする訳ではありません。

治療に参加というのは、必要な時に自分の判断を

獣医師に提案して、(おこがましいですが)一緒に

鳥たちを守るために、病と闘うという意味です。

 

シルバに大怪我をさせてしまったとき、鳥専門病院へ

いきましたが、それ以来シルバは病院へ行っていません。

治る怪我ではないので、抗生物質だけ処方していただき

その後は、自宅で強制給餌を続けました。

何度も記事にしましたが・・・・

体重減少を回避するために、病院の指針とは違う

1日3回の給餌から1日4回に変更しつつ、

給餌量も少しずつ増やして対応しました。

祈るような日々が続き、シルバの体重減少は止まりました。

のちにシルバはシルバ自身の力で奇跡的に復活しましたが・・・

 

ちゅらに関しては、肝臓肥大による重篤な痙攣発作から

2週間の入院を経て、退院後、自宅で強制給餌を行いました。

ちゅらの退院は、当家の家族が強制給餌をできることを

知っている獣医師からの提案でした。

退院時、痙攣発作の薬を処方していただきましたが、

非常に強い薬なので、最大連続2回までしか使えないと

説明され眠れない夜が続きました。

しかし、幸運にも使うことはありませんでした。

入院中は強制給餌を続けていたちゅらでしたが、

退院後は僅か数日で、自分で餌を食べれるようになり、

体重が一気に増加しました(入院前と同等)

これに関しては、薬が効いてきたからなのか、安心できる環境に

戻れたなのかは分かりませんが、退院して良かったと思っています。

 

今もちゅらは闘病中なので、投薬や1日3回の体重測定を

行いつつ、1日の状態をノートに残しています。

右の羽根は少し下がったままですが、よく餌を食べて、

適度に散歩していますので、再来週の通院まで待つ予定です。

 

この1年、

サスケとシルバとちゅらは何度も病院に通いました。

そこで分かったことは、愛鳥を病院へ連れて行けば

安心ではないということです。

少ない病状で判断をしていただいても、改善することなく

命を落とす小鳥が多くいます。

人間の医師と鳥を診る獣医師とでは、少し状況が違うのです。

例えば、PBFDのような病だと顕著な症状がでますし、

検査方法も確立していますので、確定診断ができますが、

餌を食べなかったり、吐いたり、肝臓が肥大しても、

病の根源を確定するのは至難の業です。

以前にも記事にしました↓

https://ameblo.jp/tobe-sasuke/entry-12410219725.html

 

仮に確定できても、ウイルス性の疾患であれば

ウイルスは殺せませんので、対処療法をしかないのです。

そうなると、薬や治療法の少ない小さな鳥にとっては死活問題になります。

 

嫌な言い方になってしまいますが、

私が出来ることは、普通の動物病院より

鳥をしっかり診ることが出来る動物病院より

鳥専門動物病院、できれば評判の良い鳥専門動物病院へ

愛鳥を連れていくことです。

鳥専門であれば、様々な症例を経験された先生が

いらっしゃるはずなので、助かる確率が上がります。

 

そして、先生と良好な関係を築きつつ、

状況に応じて、入院から在宅へ提案したり。

場合によっては、投薬の変更も提案します。

 

たとえ優秀な獣医師であっても、人間の医師に比べると

不安定かつ未確定な状況で、診察をされていますので、

誤診ではなくても、対処できない場合が往々にしてあります。

だから、私は鳥たちを守るために、強制給餌を行ったり

酸素室を準備したり、1日3回の体重測定を行っています。

ちょっと神経質かも知れません(笑)

 

ちなみに

これは私個人の意見ですし、獣医師を否定するわけではありません。

ちゅらが痙攣発作を起こして、助かったのは獣医師のおかげです。

これも嫌な言い方になってしまいますが、大切な鳥の命を守るために、

優秀な獣医師と良好な関係を築きつつ、獣医師をいいとこどりで

使うイメージです。

こんなことを思っていないですよ、でも結果としてはそうなるのです。

 

だって、シルバとちゅらは大切な家族ですから・・・・

 

相変わらず、まとまりのない文章になりましたが、

ふっと思ったことを文章にしてみました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

あっ!批判は受け付けませんよ(笑)

あくまでも個人の意見ですし、お勧めする訳でもありません。

こういう思いを持ってシルバとちゅらと暮らしているという

意思表示のようなものですから・・・

だってブログだし・・・