おかげさまで、ちゅらとシルバは元気です。
先日、子供から送られてきたLINE画像 ↓
最近、お気に入りの髪留めゴムをカジカジしていると、
体が入ってしまうのだとか・・・・
これってアキクサインコらしく面白いけど、事故になったら大変です。
早速、切断↓
切断してもお気に入りに変わりはないようで・・・良かった(笑)
一方のシルバも元気なのですが、
ふっと思ったことがあります。
強制給餌をしていた時は、羽を膨らませて家人の
手の中にいる時間が長かったのですが、
自分で餌を食べるれるようになってからは、
自由に飛んで、怒って、唄って、日々大騒ぎ。
そして、羽を膨らませなくなりました。
体が弱っているから羽を膨らませて、
体温を逃がさないようにしているのだと思っていたのですが、
シルバの場合は違ったようです。
もちろん、当初は生死にかかわる大怪我ですので、
体力を温存するために羽を膨らませていたのだと
思います。
しかし、傷が癒えてからも同じ状態でした。
シルバが怒っていたり、呼んでいたり、
カキカキで気持ちよさそうにしていたり・・・
だいたいのことは分かっていたつもりでしたが、
シルバはもっと複雑で、ずっと悩んでいたことが
分かりました。
私たちがシルバの嘴を奪ってからも、
シルバは以前と変わらず、私たちを信頼してくれましたが、
餌を食べることが出来なくなり、強制給餌で命をつなぐ日々、
途方に暮れて、精神的に病んでいたのだと思います。
事故であろうと病気であろうと、強制給餌は非常事態かつ
最終手段です。鳥の消化器官の構造からすれば、
人間のように時間を決めて食べさせるのは、拷問に近いのかも
しれません。鳥は空を飛ぶために、食べ物をずっと蓄えることが
出来ません。そのうは消化器ではなくただの袋のようなものなので、
軽量を維持しつつ空腹を防ぐには四六時中食べる必要があるのです。
実際、強制給餌をしていた時のシルバは、時間が経つと飢えに苦しんでいました。
しかし、そのうへ送り込む量に限度があることや、そのうを損傷させない為、
4時間ごとに強制給餌を行っていたのです。
もちろん、それはシルバに生きてもらいたいという一心でした。
でも実際のところ、シルバは精神的に病み、こころが弱っていたのです。
動物病院の話だと、うつ病にかかる鳥もいるそうです。
そんなことも分からなかったことに、情けない気持ちです。
辛かったであろうシルバ、ごめんなさい。
そして、シルバの強さに感謝しかありません。
以前にも増して速く飛べるようになったシルバです↓
追伸
強制給餌自体は最終手段ですが、決して否定するものではありません。
ちゅらも退院後、しばらくは自宅で強制給餌を行いました。
むしろ緊急時は飼い主さんがご自分で強制給餌を行う必要が
あると思っています。
でも、レクチャーを受けずに出来るほど簡単ではないですし、
リスクも伴います。それに健康な鳥には無縁です。
でも、愛鳥家の方々がご自宅で強制給餌が出来るようになれば、
救命率が上がるとも思うのです・・・・
長文をお読みいただきありがとうございました。