ヘアワールド2018 ⑧ ~大会当日~  | 飛田恭志の『かゆいとこないです』

飛田恭志の『かゆいとこないです』

『向き・不向きより、前向き』

下町の理容師の日常をつづっていきます。

さてさて。
とうとう大会当日がやってまいりました。


まずは選手の紹介。
テクニカルカテゴリー石川選手

生まれたばかりのお子さんも、メダルを下げて見送りに来てくれましたね(^^♪

チームリーダーとして皆の精神的支柱となり、常に作品をクリエイトしてくれます。

 

広島県より西岡選手。

チームナンバーワンの安定感で、積み重ねた練習量と強い意志を感じます。

 

同じく広島県より島本選手。

第一種目クリエイティブのメインディッシュである、バック面の動かしはピカイチで、チームの完成度を安定に導いてくれました。

 

そして「珍しい人」こと、福岡より牟田口選手。

初参戦ながら、さすがの昨年度日本チャンピオン。

の、旦那( ̄▽ ̄;)グッド!

短い期間ながら、作品を”ワールド”に合わせてくるその準備力と、素早い対応力は驚嘆に値します。


今年のチームJAPANのテクニカル作品はこんな感じです。

「色は・・・これでいいの?」と思われる方も多いと思いますが、今回は色が黒・白・グレー・ゴールド・ブラウンという、いわゆるナチュラルトーンしか許されておりません。

「何とも色味の少ないメンズ種目・・・」、といえばそりゃそうなのですが、これはこれで微妙な色が何色も配色されており、デザインにより色の高さも変えていくのでごまかしがきかない分、逆にしんどいのです。

基本設定を単純化すると、純粋にテクニックのみを競うことになるわけで、コンテスト魂に火がついちゃう、ってなわけです。

 

他国の作品はこんな感じ。
 

  

 

お気付きかもしれませんが、オレンジは反則です(+_+)

「明るいブラウン」と言い張っていたようですが、


さすがに・・・(-_-;)
無理でしょうね(-_-;)

このようなことを言いそうな国、皆さんはおわかりになりますか?(^^;)

まあ、そんなことも世界大会ですね(^^;)
 

第二競技はおなじみのクラシカル。

 

下は他国の作品ですね。

 

 

クラシカルは何がうまくて、何が本当のクラシカルなのかなど、なんだかちょっとバラけてきているような気がします。それを語りだすと電池がなくなるまで下にスクロールするくらい長くなりそうなので明言は避けますが、お聞きになりたい方は私と三日三晩飲み続ける覚悟で話を振ってください。

 

さて、選手の紹介に戻りましょう。

ファッションカテゴリー。
小林選手。

第三部門出身の小林選手は力強い作品表現が得意で、世界大会で評価されうるタッチを理解し、言葉では何とも表現しにくい”○○な感じ”を共有し、チームの作品に落とし込んでくれました。

 

続いて中村選手。


さすがのレディース競技のチャンピオン出身。
テクスチャー、つまりヘアスタイルを二次元的に切り取った場合に感じる何かを表現するスキルがものすごく、そのカットによる質感表現力の高さは、世界をざわつかせたのではないでしょうか。


仲山選手。

隠してない方の世界チャンプの秘蔵っ子(笑)
チーム内では最若手。たぶんムードメーカー・・・なのかな?(´・ω・`)?
頭の回転が速く、トレーナーの意図を的確に翻訳してくれます。
これは仲山選手の重要な役割なんじゃないかな・・・と私は思ってます。

「上は毛束で、下は刈る」という日本チームのデザイン。
第一部門出身の仲山選手にはお手の物、というわけです。

 

最後は山崎選手。

彼は、かの第4部門、ブロース競技のチャンピオンです。
もしかしたらセットではふたを開けられる場面もあるかと思いますが、ハサミでマネキンを刈るということにおいて、山崎選手より長けている選手はこの会場にはいないように思えます。

ファッションカテゴリーの作品はこんな感じ。
 

第二種目はこれらのローゾーンを刈るのですが、何とドライヤーセットが禁止されています。
そのため、カットのテクニックが非常に重要視される競技になっております。


進行のスムーズさを重要視したのでしょう。
今回は競技フロアへの立ち入りが一切できませんでした。

そのため、
日本以外のファッションカテゴリーの作品を撮り損ねてしまいました。
いやはや、こりゃ申し訳ないm(__)m




どうにか入手しますので、後程、ご期待くださいm(__)m

さてさて。

思えば、全国大会の全種目、


第1部門・メンズ基本系

第2部門・レディース系

第3部門・メンズファッション系

第4部門・エキシビション系(山崎選手はブロースの時)

チームには全ての部門の日本チャンピオンが揃っています。


日本の理容技術の結集のような感じで、あらためて皆のすごさと、全国各地から得意技を持ち寄り世界に挑む、このナショナルチームの意義を、誇らしく思います。



(/・ω・)/

 

今回は長くなってしまいましたのでここまででございます。
次回はジュニアチームとマスターの皆さんをご紹介いたします(^^♪




✂お知らせ✂
11/23㈮(勤労感謝の日)
18:05~
「ひとモノガタリ」

我々の奮闘を、牟田口君メインではありますが(笑)
NHKが追っかけてくれています。

リンクを開くと牟田口選手のどアップとかあるので、お食事中の方はご遠慮ください(笑)


日の丸を背負って夢を追う我々のお話を、是非、ご覧ください(^^♪