「ハサミとクシを持って立ってりゃ世界中どこだって自己紹介の必要なし。」という、ありふれていながらも、じつはかなり特殊な私たちの仕事を表現する片割れである、櫛。
こだわって然りなわけです(゜-゜)(。_。)
さて。
前回に続きまして、私の独断と偏見の
集計結果のご報告に参りましょう🎵
今回はあえての対決姿勢!
櫛における源頼朝VS義経、若乃花VS貴乃花、はたまたフラッシュVSフライデーか!?
言いにくいことをズバリ言ってくれる、皆さんの代弁者!
兄弟のくせに仲が悪いと評判のこのお二人に登場していただこう!
まずは理論大好き、完全合理主義!
角度櫛愛用者代表!
角とびくんです!
「どうもこんにちは角とびでございます。」
そして!
自由と解放!
でも曲がったことが大嫌い!
直刃愛用者代表!
直とびくんです!
「こんちわw」
そして司会者の(飛)でございます。
というわけで、このお二人に登場していただき、言いにくいことを代弁してもらおうと思います。
よろしくお願いしますm(__)m
よろしくお願いしますm(__)m
飛)まずは自己紹介から。
「角とびです。天皇陛下をカットしていた斎藤先生をはじめ、全国の専門学校、日技会、芸美会などの研究団体、何しろ教科書は角度櫛で作られています。」
飛)ありがとうございました
「直とびです。角度のほうがそもそもなイメージがありますが、そもそも櫛は直刃ですので、俺が兄です。世界中で使われています」
飛)早速ぶつけてきますねえ( ゚Д゚)
飛)では、それぞれのメリットは何ですか?
「人間工学に基づき、12度30分にカーブした形状が自然かつ無理なく毛をすくえます」
「いやいやいやいや、毛をすくうのにカーブしてる必要はないでしょ?直刃は”そこを、そのまますくう”ので初心者にも理解がしやすいですよ」
「なんで?逆じゃね?だって角度で扇形にすくうと、なんだか”ひねられた状態”で櫛に入ってきて切りたいところをちゃんと切れてる感じがしないんだよねえ~」
「これが角度を持った時のひじの角度」
「そして
これが直刃のひじの角度。」
「角度はひじの位置が約45度と決まっており、動かすのは手首より先だけ。
直刃はひじと手首で動かさなければならない。」
「初心者は櫛の細かい使い方よりも、まずは姿勢を固めてしまった方が上達への近道。稼働個所の多い直刃より、基本姿勢さえ決まってしまえば手首の動きだけで毛がすくえてしまう角度の方が向いているのです。特に初めて櫛を握る専門学校生なんかにはもってこいなのです(・ω・)b」
(飛)なるほどなるほど~
「熟練すればそうでしょう。でも熟練したとしてもまたこれを見てください。
ひじの位置がこんなに違うので、年を経てきたときに肩こりにもなりにくいでしょう。
「四十肩、五十肩になってからじゃ遅いですよ┐(´∀`)┌ヤレヤレ」
「(●・̆⍛・̆●)はあ~?それなら言っちゃうけどね、これはどうなんですか?」
「ここ!右のここ!下に生えてんだからなんだかニュルっとなっちゃって、ちゃんと起こせないでしょ?ここはどうなのよ!?」「そこはだから逆に持って・・・ひじを・・・」
「ほらー!無理があるのは角度だろ~」
「だからそこは経験と勘で・・・」
「経験と勘?初心者に向いてるとか言ってたじゃんWWW」
「ムキィィ───ヾ(*`ェ´*)ノ───ッ」
飛)はい!はい!そこまでそこまで!わかりましたわかりました!「・・・(-_-;)」
「・・・(-_-;)」
飛)道具は何でもメリット・デメリットありますし(;・∀・)
長くなりそうなので続きはまたの機会にということで(;・∀・)
では、第一ラウンド終了!
これは一回戦じゃあ全然終わりませんね!
また第二ラウンドでお会いしましょう!
ということで、失礼いたしますm(__)m
ヘ(゚∀゚*)ノ
はい。
各方面からかき集めた理論やこだわりが激しすぎて、まったくまとまりませんでした。
m(__)m
「角度と直刃どちらが多いんだろう?」という、私の素朴な疑問を解消するため、始めてみたこの企画。Facebookにおける、変に有効な活用方法が、はからずも見えてしまったのは、ナイショにしておきます(笑)
皆さん、道具大好き。
そりゃそうですね。
自分の生きる道を作る片割れですから。
これを機会に、皆さんも「なんでこれ使ってんだ?」とご自身の愛器を見直してみて、良さやこだわりをあえてお客さんに伝えてみてはいかがでしょうか。
そしてまた、前回も申し上げましたが、酒の席での話題にしていただき、「そんなの使ってっからへたくそなんだよ(笑)」と、他派をけちょんけちょんに論破して楽しんでください(笑)
こだわりの道具の話。
またやりましょうね。
ではまたヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ