雨が上がったので、栃木県総合運動公園に車を止めて走ってみた。









下矢印連作短編集らしい。第一話「ひこうき雲」は小学生の時に白血病で亡くなった同級生のことを30年後に回想する話。



私の小学生時代にも友だちが2人亡くなった。病気ではなく、別々の事故だったが。

そのうちの1人は私の目の前で事故が起き、即死だった。

その時の状況は今でもよく憶えている。過失で事故を起こした大人の動きと叫び声。その叫び声を聞いて、その子が難を避けようと走る後ろ姿。事故の瞬間。事故後にその子を抱き起こした大人が呟いた言葉。その子の体から流れる大量の血。

時々、折々に思い出す記憶ではなく、常に私の心の中にある記憶である。50年以上前の。