新NISAとiDecoの違いってなんでしょうか?

わかっているようで意外に知らない方が多いと思うので、簡単に説明記事を作ってみましした。

 

 

項目 新NISA iDeCo
対象者         18歳以上の日本居住者 
  20歳以上で国民年金に加入している者(要件あり)
投資枠
  年間140万円
(つみたて投資枠:年間40万円、成長投資枠:年間100万円)
  年間81万6,000円(原則)
非課税期 間
  最長20年間
  最長60年間
引き出し条件  いつでも可能    原則60歳まで(要件あり)
運用方法  投資信託や株式など、金融商品を自
 由に選択
  金融機関が提供する投資信託から選択
税金控除  非課税投資枠内で運用した利益が
 非課税   
  掛金に所得控除が適用される
メリット
  投資による利益を非課税にできる、運用方法が自由
 老後の資産形成に有利、掛金
 に所得控除が適用される
デメリット   引き出しが自由にできない、運用方
  法によっては損失のリスクがある
 加入資格や掛金の上限があ
 る
  運用方法が制限されてい る

 

<新NISAの特徴>

新NISAは、2024年からスタートした新しいNISA制度です。

年間の非課税投資枠は140万円で、現行のNISAよりも20万円増額されました。

非課税期間も最長20年間に延長されています。

 

新NISAの最大の特徴は、いつでも引き出しができることにあります。

そのため、ライフイベントに合わせて資金を活用することができます。

また、投資信託や株式など、金融商品を自由に選択できるのも特徴です。

 

<iDeCoの特徴>

iDeCoは、個人型確定拠出年金の略称です。

自営業者や会社員でも、国民年金に加入していれば加入することができます。

iDeCoの最大の特徴は、掛金に所得控除が適用される点にあります。

運用で得た利益も非課税になるため、老後の資産形成に有利な制度です。

 

ただし、iDeCoには加入資格や掛金の上限があるほか、運用方法が制限されている点にも注意が必要です。

 

<どちらを選ぶべき?>

新NISAとiDeCoは、どちらも投資による利益を非課税にできる制度ですが、目的やライフステージによって適した制度は異なります。

 

<短期的な資産形成を目的としている場合>

新NISAがおすすめです。

新NISAはいつでも引き出しが可能なため、教育費や住宅費など、短期的な資金需要に備えることができます。

投資信託や株式など、金融商品を自由に選択できるため、自分の投資スタイルに合わせて運用することができます。

 

<老後の資産形成を目的としている場合>

iDeCoがおすすめです。

iDeCoは掛金に所得控除が適用されるため、老後の資産形成に役立ちます。

運用で得た利益も非課税になるため、資産を効率的に増やすことができます。

 

<どちらも検討したい場合>

新NISAとiDeCoを併用することも可能です。

新NISAで短期的な資産形成を行い、iDeCoで老後の資産形成を行うというように、目的に合わせて活用することができます。

 

なお、新NISAとiDeCoのどちらも、20歳以上であれば加入することができます。

そのため、まだどちらにも加入していない方は、まずはそれぞれの制度についてよく理解しておくことが大切です。

 

2つの違いを説明した簡単な資料を作成しました。ぜひご覧ください。