月曜日の後場、古河電工(5801)が+16.12%のストップ高になった。

「電線の会社が、なぜここまで動くのか」

最初はそこから始まった。

調べていくうちに、AI相場の見え方が変わった。

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この記事の結論は3つです。

・古河電工のストップ高は「決算・株式分割・増配」が1日に重なった
・市場が評価したのは業績だけでなく「AI物理インフラ」というテーマ
・電線御三家はAI銘柄になっていた。私は乗り遅れた

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〔5月12日に何が起きたか〕

古河電工は5月12日の後場に決算を発表した。

営業利益は639億円。
会社予想の560億円を大幅に超えた。

来期(2027年3月期)の予想は950億円。
市場が想定していた760億円を約200億円上回る内容だった。

同日、1株を10株に分割(7月1日効力発生)。
配当も増額され、期末配当は1株あたり210円。

決算・株式分割・増配が1日に重なった。
株価は後場に急騰し、終値は50,430円。
翌5月13日も続伸した。




 

〔なぜ電線株がAI銘柄になったのか〕

ここ数年のAI相場では、GPUや半導体が主役だった。

ただ、AIデータセンターは半導体だけでは動かない。

サーバー同士をつなぐ光ファイバー。
電力を送る電線。
データを運ぶ通信インフラ。

それを支えているのが、古河電工のような電線メーカーだ。

古河電工の決算資料にも、光ファイバケーブルなどデータセンター関連製品の需要増加が業績拡大の要因だと明記されている。

「AIの恩恵を受けているのはGPUだけじゃなかった」

今週の市場はそう言っていた。

電線御三家(古河電工・フジクラ・住友電工)は、今年に入って軒並み大きく上昇している。
半導体株の動きに、遅れて追いついた形だ。

 




 

〔私はどう動いたか〕

正直に言う。

古河電工は保有していなかった。

AIで分析していたのは半導体やSBGや金融系ばかりで、電線は視野に入っていなかった。

「AIと電線がつながる」という発想が、そもそもなかった。

ストップ高を見て「また乗り遅れた」と思った。

ただ3AIに整理させた結果、今すぐ追いかける局面でもないという判断に落ち着いた。

株価はすでに1月から数倍に膨らんでいる。
5月19日に中期計画の説明会もある。
そこで成長ストーリーが確認できてから、改めて判断したい。


 


〔まとめ〕

毎日AIを使ってきた3年間、その足元の物理インフラを見ていなかった。

古河電工のストップ高が、そこに気づかせてくれた。

投資の視野を広げる、という宿題を持ち帰った1週間だった。



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note

 

 

今日の東京市場、面白い場面がありました。


誰でも知っている大企業2社が、
同じ日にまったく逆の動きをしたんです。


任天堂(7974)→ 一時1年9か月ぶりの安値に急落
ソニーG(6758)→ 一時+363円(+11.65%)の急騰


「なんで?」と思った方、正解です。

投資3年目の私も、今日リアルタイムで追いかけました。


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■ 任天堂はなぜ下がったか


結論から言います。

「良い決算だったのに、来期の見通しが期待に届かなかった」からです。


今期(2026年3月期)の数字は悪くなかった。

売上高は前年比約2倍の2兆3130億円。
純利益は+52.1%の大幅増益。
Nintendo Switch 2の立ち上がりも順調でした。


それなのに、なぜ売られたのか。


株式市場は「今」ではなく「これから」で動くからです。

来期(2027年3月期)の業績見通しが
市場の期待値を下回った、これが全てです。


加えて「苦渋の値上げ」という報道も重なり、
消費者離れへの懸念が売りを加速させました。


「良い決算=株価上昇」ではない。

頭ではわかっていたつもりでしたが、
今日のリアルタイムの動きで、ようやく腹落ちしました。


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■ ソニーGはなぜ上がったか




こちらは明確な材料がありました。


先週末(5月8日)に、
TSMCと画像センサー事業での提携が報じられました。


TSMCは世界最大の半導体受託製造企業。

ソニーGはイメージセンサー(スマホカメラに使われる半導体)で
世界トップシェアを持っています。


この2社が組む、というニュースが
大きな買い材料になりました。


競合他社の値上げ報道も追い風となり、
今日は一時+363円(+11.65%)まで上昇しました。


ゲームや音楽のイメージが強いソニーGですが、
半導体分野でも世界最強クラスの企業なんですよね。

改めて認識した一日でした。


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■ 私はどう判断したか


今日はどちらも買いませんでした。


ソニーGはすでに+11%動いた後。
追いかける理由が見つからなかった。

任天堂は急落しているけど、
来期見通しの弱さがどこまで続くかわからない。


ただ、任天堂については
「長期で見れば買い場かもしれない」
という気持ちが正直あります。


Switch 2は好調で、ブランド力は変わらない。
今の下落が一時的な期待値の調整なら、
いずれ戻る可能性もある。


今週はClaude・ChatGPT・Geminiで
財務データと来期シナリオを整理してみるつもりです。


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■ まとめ


良い決算でも株価が下がることはある。
新しい材料があれば、業績と無関係に上がることもある。


今日の任天堂とソニーGは、
その2つを同じ日に見せてくれました。


投資3年目、まだまだ勉強中です。

鹿児島からぼちぼちやっています。


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noteでは、より詳しい分析と私の判断プロセスを書いています。
よかったら読んでみてください。

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今週の相場、SBGばかり話題でした。

でも、その陰でひっそり+20%超えした銘柄が複数あります。

今日はその中から3つ、理由と一緒に紹介します。

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この記事の結論は3つです。

・パワーエックス(485A)がストップ高+27%。海外展開が材料に
・データセクション(3905)がストップ高+23%。516億円のAI投資が話題
・スクロール(8005)が東証プライム上昇率トップ+23%。大幅増配が効いた

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大型蓄電池とEV充電インフラを手掛ける、昨年12月上場のグロース銘柄です。

5月8日にストップ高。終値1万4,090円、+27.1%でした。

きっかけは7日引け後のニュース。

モンテネグロ(東欧)の国営電力会社と、蓄電システムの戦略的協力について覚書を締結したと発表しました。

再生可能エネルギーへの転換を急ぐ国との提携。海外展開という文脈が、市場の期待に火をつけた形です。

上場から半年足らずで1万4,000円台。まだ成長の途中にある銘柄です。

 





〔データセクション(3905)── +23.7%〕

AIデータセンター事業を手掛ける東証グロース銘柄です。

こちらも5月8日にストップ高。終値2,089円、+23.7%でした。

材料は、台湾のコンパル・エレクトロニクスとの連携強化。NVIDIAの最新GPU「B300」搭載サーバー635台(GPU5,080個)の取得契約で、投資総額は約516億円です。

スケールの大きさが市場の注目を集めました。

ただ個人的には、この規模の投資をどう実行するのか、財務面が気になっています。期待と実態のギャップは、来週以降の決算発表でもチェックしたいと思います。


 



〔スクロール(8005)── +23.1%〕

カタログ通販・ネット販売を展開する、AI・半導体とは無縁の内需系銘柄です。

5月8日に東証プライム上昇率トップ。終値1,597円、+23.1%でした。

7日引け後の決算発表が材料です。27年3月期の営業利益は前期比7%増の見通し。そして年間配当を前期から43円増やして102円にする大幅増配を発表しました。

「増益+大幅増配」の組み合わせが、個人投資家の買いを集めた形です。

株主優待を廃止して配当に一本化する方針転換も、今の市場の流れに合っています。



〔私が今週感じたこと〕

3銘柄とも、業種もテーマもバラバラです。

共通しているのは「具体的な材料があった」という点だけ。

相場全体が大きく動いた週ほど、こういう個別の動きが埋もれがちです。来週も、メインの話題の陰で何かが動いていないか、引き続き探していきます。

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詳しい内容はnoteで書いています。フォローしていただけると嬉しいです。

今週の東証プライムは、週間で3,500円超の上昇でした。

終値ベースで6.6%のプラス。

今年最大規模の週間上昇です。

「なんか急に上がったな」と感じた方も多いと思うので、今日はその理由を3つに整理してみます。

 

理由① :戦争リスクが一時的にゼロになった

最大の要因は、米国とイランの「2週間停戦合意」です。

4月8日(水)の朝、トランプ大統領がSNSで停戦を発表。

 

その瞬間から原油が急落し、株が急騰しました。この日1日だけで+2,879円と、今週で最も大きな動きでした。

 

ただし2週間という期限付きの話なので、来週も交渉の行方は要注目です。

 

 

理由②: 好決算が相次いだ

週末にかけて、強い決算を発表した企業が続きました。

たとえばローツェ(半導体製造装置)は「今期最高益見通し」を発表し、翌日ストップ高(+21%)。

ファーストリテイリングは配当を100円増額し、株価が初めて7万円台を突破しました。

 

停戦ニュースだけでなく、企業業績の回復という「中身のある買い材料」が加わったことが大きいです。

 

理由③: 個人投資家の買いが戻ってきた

3月末に相場が50,500円台まで売られたとき、多くの個人投資家は損切りか様子見でした。

ところが停戦と好決算をきっかけに「乗り遅れたくない」という心理が動き始め、押し目買いが加速しました。

みんかぶの個人予想は現在、買い74.8%・売り25.2%と、買い優勢の状態が続いています。

 

来週のポイントはこの3つ

来週(4月14日週)は、今週の流れが本物かどうかを確認する週です。

ひとつ目は、イラン交渉の続報。停戦の2週間がどう進むかで、原油価格が大きく動く可能性があります。

 

ふたつ目は、3月期企業の決算本格化。良品計画・安川電機など多くの企業が決算を迎えます。好決算でも翌日に売られるケースはよくあるので、翌日の値動きを確認してから判断するのが安全です。

 

三つ目は、円と原油の水準。停戦後も原油は高めで推移しているので、為替と合わせて確認しておきたいところです。

 

 

今週の急騰を一言でまとめると、「戦争リスクが退いたところへ、企業業績という実力が乗っかった」週でした。

 

 

来週も丁寧に情報を集めながら、焦らず動いていきたいと思います。

より深い分析は、noteにまとめています。気になる方はそちらもどうぞ。

▶ note記事はこちら 

 

 

 



昨日(4月10日)の東京市場、日経平均は1,028円高の56,924円で引けました。

先週の「停戦で急騰→翌日失速」という荒い値動きとは打って変わって、昨日は落ち着いた雰囲気で着実に上がった一日でした。

その立役者が、ファーストリテイリング(ユニクロ)です。


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ユニクロ、何が起きたのか
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前日の大引け後に決算を発表。内容が市場予想を大幅に上回り、昨日の株価は12%近い急騰で最高値を更新しました。

決算の数字はこうです。

今期の純利益予想を4,500億円 → 4,800億円に上方修正。
これが実現すれば6年連続の最高益。
配当も640円と前期から140円増額。
国内も好調、欧州・北米はさらに強い成長で全方位で勝っている状態です。




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「停戦相場」から「業績相場」へ、主役が変わった
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先週の市場は中東のニュースで一日に2,000〜3,000円動く異常な状態でした。

でも昨日は違った。

停戦交渉への期待もありつつ、相場を動かしたのはファストリの「企業の実力」でした。

これが「業績相場」のはじまりのサインかもしれません。

相場がヘッドラインではなく、企業の決算を素直に評価し始めるということです。



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来週、注目すること
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明日11日(土)に米・イランの和平交渉初会合がパキスタンで開かれます。
結果は週明けの相場に影響します。

そして来週から決算発表が本格化します。

この週末にやっておくといいのは、保有銘柄の今期業績予想をチェックすること。

停戦ニュースに気を取られている間に、肝心の決算を追えていなかった方はこのタイミングで確認してみてください。

業績が良ければ買われ、悪ければ売られる。
シンプルだけど、それが「業績相場」の本質です。

冷静に、着実に。長期投資の原点に立ち返る週になりそうです。


noteには詳細を書いておりますので、ぜひご覧ください