スーパーカブ | とあるワナビーのライトノベル作家になるための追憶

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最高評価S~最低評価F

【文章力】B
【構成力】C

【キャラクター】C

【設定】B

【総合】C

 

【あらすじ】

 

山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことでちょっと冒険をした気分。仄かな変化に満足する小熊だが、同級生の礼子に話しかけられ―「わたしもバイクで通学してるんだ。見る?」1台のスーパーカブが彼女の世界を小さく輝かせる。ひとりぼっちの女の子と世界で最も優れたバイクが紡ぐ、日常と友情。

 

【感想】

 

地味で好きなことも、何かに対するこだわりもなかった少女がスーパーカブとの出会いによって自分の世界を広げていく話。スーパーカブに乗ることで少女は変化し成長していく。そのストーリー展開はよかったのだが、なにせ話が単調すぎる。スーパーカブに乗り少女の内面が変化し、またスーパーカブを改造し、その改造によってさらにスーパーカブに乗った時の感覚が変わり少女の世界が広がる。ひたすらその繰り返し。最初は面白かったが、徐々に単調すぎて飽きてくる。

大きな事件も起こらず、日常の延長線上の話。こういうのが好みの人は楽しめるかも。