中京記念【2017年 予想】 | とある血統派の競馬 -血統とデータを駆使して-

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競馬において「血統」への理解や予想としての使いどころを伝えたい為、日夜研究しています。

中京競馬場 芝1600m
トヨタ賞中京記念[GⅡ
◇持久力が問われるマイル戦!!

マイル重賞のなかでもパワーやスタミナが必要で、とにかく持久力が問われます
このレースのリピーターであるフラガラッハは12年、13年を連覇。母父のトニービン効果に加えて、中京コースと性質が似ている阪神コースで好走していたことも大きな要因の一つです。
他にはミッキードリームも12年から15年まで4度出走して、4着、2着(13番人気)、2着(11番人気)、14着と2年連続で激走。当馬にもトニービンが内包されていて、父はパワー型で総合力値の高いキングカメハメハ。阪神コースの重賞実績もありました。


近年でもトニービン(又はグレイソヴリン系)を筆頭に中長距離型の欧州血統を持つ馬の激走は多くあります。(以下は過去5年)
16年6番人気2着 ピークトラム(父チチカステナンゴ)
15年6番人気1着 スマートオリオン(母父ウイニングチケット)
15年3番人気3着 ダローネガ(母父ホワイトマズル)
14年7番人気1着 サダムパテック(母父エリシオ)
14年11番人気2着 ミッキードリーム(母母父トニービン)
14年5番人気3着 マジェスティハーツ(父ハーツクライ)
13年5番人気1着 フラガラッハ(母父トニービン)
13年13番人気2着 ミッキードリーム(母母父トニービン)
12年5番人気1着 フラガラッハ(母父トニービン)
12年10番人気3着 トライアンフマーチ(母父ダンシングブレーヴ)



もう一つの血統傾向がありまして、ニジンスキー内包のサンデー系も多く馬券になっています
過去5年でスペシャルウィーク、ダンスインザダーク、メジロベイリーを父or母父に持つ馬が5度馬券になっていました。これも持久力が問われていることからきているので気にはしたいですが、今回はそれらの血統を持つ馬を評価していません。
該当馬は②ケントオー、⑤ピークトラム、⑨スーサンジョイの3頭。


以上の(血統)傾向から本命は...




◎ ⑩ダノンリバティ
父:キングカメハメハ 母:スカーレットベル(エリシオ)


13年、14年と2年連続で激走したミッキードリームと同じキングカメハメハの産駒。阪神コース実績もあって、おまけに左回りも問題なし。
母父には中長距離型の欧州血統であるエリシオ(その父フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟)。
去年は後方から大外をブン回して0秒5差の5着。上りは2位でしたが瞬発力ではなく持久力が武器なのであの位置からは厳しいです。
しかし今回は去年よりも前で競馬をするはずです。というのも近走は5走中4走が先行していて近2走は3、4番手で進めています。今回は4~6番手を希望していますが、少なくとも去年の競馬にならなければ適性は十分あるので勝ち負けでしょう!!




〇 ④ピンポン
父:ハーツクライ 母:ピアニスト(ホワイトマズル)


血統だけでの評価はこちらが上で人気もなく、激走という意味ではこちらが面白いでしょう。
トニービン内包サンデーであるハーツクライの産駒。母父には欧州血統のホワイトマズル(その父ダンシングブレーヴ)。
近2走はオープンで5、7着ではありますが末脚はいいものを持っていますし、この血統背景だけに激走期待度はあると思うのですが...



⑦ワンアンドオンリーもハーツクライ産駒で条件一変(距離短縮)で期待。⑧アスカビレンはこれまで紹介した血統は持ち合わせていませんが、パワー型の配合で末脚は鋭いです。あと夏は牝馬!!


あとは以下の印と買い目の通り。



◎ ⑩ダノンリバティ
〇 ④ピンポン
▲ ⑦ワンアンドオンリー
△ ⑧アスカビレン

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△ ⑥グランシルク
△ ⑮ブラックムーン

中京記念[2017]