あなたに会えて
うれしくて
悲しくて
風になれ...
風になればまた会えるでしょう
きっと迎えにくる...
これは20年ほど前に
美しい詩を愛するまだ小学生の友人が
手紙に挟めて わたしにくれた1枚の詩の一部
大好きで うる覚えだけれども
風がやわらかい 気持ちのいい日に
こころで魔法のように唱える
家もとなりで
幼稚園 いつも一緒にあそんで
小学校 6年生まで同じクラス
ずっと一緒だった
中学生になると 別の学校
いつのまにか あまり遊ばなくなって
でも時々 小さい頃みたいに
インターホンを鳴らしてくれて
手紙をくれたり
贈り物をしてくれた
手作りの人形や ミサンガ
いまでも ちゃんと持っている
あのときは 恵まれすぎていて
時に 悲しいも嬉しいも分からないくらい
無感動で
彼女にどれほど
応えられたか
分からない
いつもいなくて
なにかに夢中で
なんだか 身体が重たい日もあって
私は 響かない人だった
空がきれいだったから
なんとなく
彼女は そんなかわいい理由で
私を遊びに誘ってくれたこともあった
彼女の
あまりにも きれいで
あたたかな こころ
時を越えて
あのころの 彼女に
会いたくなる
いまでもときどき会う彼女
夫の転勤が決まって 海外へ旅立つ日
彼女の結婚式だった
日をずらしてでも
行けばよかったと
後悔をしている
簡単に 画面越しで会えるいま
なんだか それで満足している
こころの距離?
分からない
近いようで 遠い
こんなご時世
手紙でも書こうかな
あのときの あなたに
ありがとう、わたしも大好き
って伝えたい
これからも ともだちね
離れても
またともだち
風になって
ふと あなたを思い出して 吹いたりする
悲しませてごめんね
また会いにいくね
