旦那さんが帰ってからも
不安で 何も手につかず…
どうしよう どうしよう どうしよう…
頭の中はそればかりでした。
そして、私は 意を決して
旦那さんの仕事の日を狙い こっそり赴任先のマンションに行くことにしました。
不法侵入です(笑)
( *´艸`)
実は 信じられないかもしれませんが
私 旦那さんのマンションの合鍵をもらってませんでした。
欲しいと言っても また今度ね〜
と言って それっきり…
作るのがめんどいのか?
本当に渡す事を嫌がってたのか?
でね?
私 機会を狙ってました(笑)
Tくんの野球を旦那さんと見に行ってて 旦那さんが 練習の手伝いをしてる時 旦那さんの脱いでた上着のポケットに入ってる鍵をこっそり拝借して 急いで近くのホームセンターに行き 合鍵を作ったんです。
( ある意味 ストーカーですね。)
この事は 未だに秘密です!
私は 旦那さんの仕事の日を確かめ 合鍵を握り締め 片道2時間の道のりを
車で向かいました。
ちなみに、赴任先には 1回しか行った事がなく だいたいの道しかわからなくて…
でも、旦那さんが 車のナビの赴任先の住所にフラグを立ててくれてたので なんとか行けました。
私は 不安で仕方なかったのに
なんだか、探偵にでもなった気分(笑)
少し?
ほんの少し?
ワクワクしてました
( *´艸`)
駐車場に、旦那さんの車がないのを確かめ いざ部屋に…
3階の いちばん奥の部屋…
どうか 合鍵が、入りますように…
カチャッ ヨシッ!
鍵を開けて 中に入りました…。
部屋は とても綺麗に掃除してあり
洗濯物も、朝から干して行ったのか 部屋中が 柔軟剤の香りでいい匂いがしてました。
私は キッチンに 洗面台 トイレにお風呂 リビング…
隅から隅まで見ました。
髪の毛が落ちていないか?
余分に歯ブラシがないか?
お揃いのマグカップがないか?
アクセサリーなど、落ちてないか?
(ドラマの見過ぎ?笑)
そして、
「お風呂沸いてるよ!」
の 気になるメール!!!
お風呂場の排水口のゴミ受けに長い髪がないか?
…………………。
結果 全くと言っていいほど
女性の影はありませんでした
私は ホッとしました。
そして、同時に 旦那さんがここで1人で暮らしてるんだな〜
本当に、離れて暮らしてるんだ〜
と、改めて思い知らされ、
なぜ、一緒に居たいから結婚したのに
離れ離れで暮らさないとダメなの?
と寂しさが込み上がって来て泣けてきました。
そして、私
「何やってるんだろ?」
って、虚しくなって マンションを、後にしました。
ところが!!!
私?
執念深い(笑)
マンションを後にしたものの
今度は 彼女の存在が気になり
旦那さんの職場に行きました。
旦那さんは 量販店で働いてます。
なので、私は お客さんのふりをし 旦那さんに見つからない様 店内に入りました。
旦那さんの姿は、すぐ分かりました。
( *´艸`)
バレないように 女性店員の名札を見てまわりました。
メールの送受信名と同じ苗字の人……
居ました!!!!
彼女は、小柄のショートヘアーで、笑顔が素敵な とても可愛らしい方でした。
ま、ま、負けた!!!
(−_−;)
はいはい!!!
それは、置いといて…
探すんじゃなかった…
と、後悔…
旦那さん、すぐ近くにいるのに 会う勇気もなく
敗者のまま 帰ろうとした時
「Minちゃん?? 何してるの??どうしたの??」
と、旦那さん!!!
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ バレちゃった笑
私
「サ、サプライズ!!驚かそうと思って!ハハハッ」
旦那さん
「1人?よく来たね?でも、車でここまで 危ないよ!!もう帰るの?晩飯一緒に食べようよ!待ってられる?」
私は動揺してたけど 旦那さんの仕事が終わるのを待ち 一緒にご飯を食べる事にしました。
ご飯を食べてる時も 旦那さんへの不信感と 勝手にマンションに入った事の罪悪感とが入り混じり 多分 私のテンションは変だったと思います。
旦那さん
「Minちゃん、何かあった?
突然来るし 最近 電話でも テンション低いし…
今も、元気ないじゃん? どうしたの?
俺に何かできる事があれば言ってね!」
以前と 何も変わらない優しい旦那さんでした。
私
「何にもないよ!
ただ、寂しいだけ。
離れてみて、旦那くんの存在が 私にとって どれだけ大きいかったのかよく分かったよ。大好きだ笑」
旦那さん
「俺も Minちゃんの事 大好きだよ!来てくれてありがとう!」
そう言って 私は帰りました。
帰りの道中も、何度も メールで
「今どの辺?」
「気をつけてね!」
「家に着いたら 連絡して!」
心配のメールが来てました。
私の勘違い??
彼女の方が旦那さんの事好きなだけ?
ハイツの駐車場に着き 旦那さんに電話をしました。
私
「今着いたよ。今日は、突然行ってごめんね。」
旦那さん
「良かった!でも、もう、こんなことしたらダメだよ!来るなら 電車にしな!俺が最寄りの駅まで迎えに行くから!」
私
「分かった。」
そして、なぜか私
私
「〇〇さんって、誰?」
って聞いてしまった…。
私の馬鹿ーーーーー!!!