雪組の組替えについて | 今日歩いた道が未来になる。

今日歩いた道が未来になる。

気ままに始めて今年で12年目。いろいろ書きます。

千秋楽はどうなるのか、今後の公演はどうなるのか、

いまだ先の見えないこの状況下の中、突然の組替え発表。

 

雪組の潤花ちゃんが宙組へ行きます。

 

このタイミングでなぜ!?って思ったけど、

きっと雪組千秋楽前になにか動きがあったんでしょう。今後について。

 

驚きの声も多いけど、むしろ私は頑張れーって感じです。

 

 

んー、なんだろうね。

 

トップスターってどうゆうものか、ここ最近考えることがあるんですよ。

 

真ん中に立つって。どうゆうことか。

 

誰もがなれるチャンスはあるけど簡単になれるものじゃなくて。

枠が空いたからじゃあそこに入ってくださいねって言うことでもなくて。

 

そこに”ふさわしいから”なるのが

トップスターと言う場所なのではないかと思います。

 

ふさわしい、とはなにか・・・

 

容姿や技術も必要なポイントであるかもしれませんが、

まず第一に必要なのは

”トップスターと言う見えない何かを感じるかどうか”だと思っています。

 

よくオーラがある~・・・的なあれですね。

 

その見えない何かって自分で作り出すのはとても難しいことで、

残念ながらわからないって言うのが当たり前です。

 

だけどその見えない”なにか”って必ずあるんですよ。

 

退団するときによく”鐘が鳴った”と言うように、

その人を観ていて、まさに”その時が来た”と思う瞬間が。

 

そして、それ以上にそこの椅子に座らせてもらう生徒は

良いことも悪いこともすべて背負っていかなければならない。

その覚悟がない限り絶対になれません。

 

トップスターと肩書になるだけでいろんな幸せがあると思います。

どんな方向を向いたとしても。

でもその分の苦悩も必ずと言っていいほど舞い降りてくるものです。

 

たとえば、100人中、10人が「素敵」と言っても、90人が「へたくそ」と

言われる環境にいなきゃいけない場合だってあります。

 

なんか聞こえは悪いんだけど、正真正銘の事実であり、

それでも10人のために立ち続ける根性があることは良いですが、

それがトップスターと言う立場になると意味が大きく変わります。

 

もちろんすべての人に愛されることは不可能。

だけど、一人でも多く人を幸せにしなければない。

その使命がまずトップスターにはあると私は思っています。

 

結果、今の宝塚のチケット売り上げの差が物語っていますね。

 

もちろん、本人たちも決して手を抜いているわけではなく、

一つ一つの作品に真剣に向き合い、役に向き合い、

何か月にもわたってお稽古を重ねています。

 

だけど現実は”結果として”現れてしまうんですよね。

そこからどう変えていくかというのも何よりも大切なポイント。

 

無理だと諦めて自分の得意な方ばかり磨いても

その苦手なところを現さなければならない時には必ずマイナスになる。

 

それがほんのちょっとで可愛い許しなら良いのですが、

大きく出ることだってもちろんあります。誰だってそう。

 

そこをトップスターになったらもうダイレクトで伝わってくるんですね。

そりゃ~出番が多いですからね(笑)

 

それで良いのかと頭をかしげることも近年よくあります。

 

今が苦手でもなんとなく未来で出来るようになればいいやと思うのは

正直言ってまだ男役10年未満の子たちが言うような許せる話ですわ。

 

だけどそれを少しずつでも出来るようになっていけば

その努力を見て、アドバイスしてくれたり、

力を貸してくれる人もいるかもしれません。

 

本来ならそれらを全部出来るようになった生徒が

トップスターさんなんですけどね。

 

可能性を信じてあげることも大切ですが、

それが仇となった場合に次の世代に渡った時、

はたまた、急遽そのバトンをもらった子が辛すぎるんですよ。

 

いわゆる負の連鎖。特に雪組は過去に痛い思い出がある。

 

 

ほんとね、全ツの画像見たときびっくりしたんですよ。

 

デザインもさることながら、

未来は私たちが引き継ぎますって感じじゃなくて、

下級生の公演ですって感じが凄まじくて。

 

まじでこれでいいのか?このままでいいのか?って。

この不完全なままで引き継いでいこうとしているのかと。

 

怖かったよ。本音言うと。

 

何度も言うけど本当に本人たちはそんなことないんですよ。

そんな生半可な気持ちじゃないです。絶対。

 

それでも背負う立場になるのであれば覚悟が必要で

気持ちで乗り越えたとしても、

結果で現れたときに受け入れる覚悟があるか。

 

それがね、全く見えなかった。

だからこのまま世代交代したら終わるな、と。

 

 

なんか、冷たい言い方ばかりに見えているかもしれませんが、

なんでも生きていく上では必要な要素です。

 

お~可愛いねぇ~って言って甘やかされ育ててもらっても、

そう言ってくれた人が突然いなくなったらどう生きていくのか。

 

支えが無くなったから無知の世界に飛び出して

そこで恥をかく人生を送るようなことにでもなったら

一番辛いのは本人。

 

傷つくことを知らないから治すことも知らない。

 

だからと言ってもちろん厳しすぎるのもダメですが、

大切に育ててもらうということは

少なからず優しさの裏側もあるということも知っておかないと。

それを見つめないと答えは見つからないと、私は考えています。

 

本当に見てない人は何も知りません。

だけどちゃんと見ている人はちゃんと知っています。

 

どちらの悪い風が吹いたらそれにあたるのは絶対に

ちゃんと見ている人の方が良いはずです。

 

真ん中に立つならばその二つの風を受けながらも

でもその中にあるどちらの答えが正しいのか、と言うことを、

きちんと見極めなければいけません。特に今はね。

 

 

あ~なんか話がずれましたが、

彼女にその素質が無いってことを言いたいのではありません。

 

”今は”ないんです。

 

その状態のままでその位置に立たせたら結果苦しむのは本人ですし、

そこをだれがどうカバーできるのか?と考えたら難しい。

 

だから宙へ行ってしっかりと鍛える時間がここで出来たというのは、

むしろチャンスなのではないかと考えています。

 

言い方は悪いけど、見返してほしいな。

あの時は全然だったけど宙でこんなに立派な女性になりました!と。

今傷つく必要は全くない。

 

宝塚の組替えって思っているよりもチャンスなことが多いので

特別追いかけるということではないけど、

立派な女性になってほしいと願います。

 

 

なんだろうね・・・

ここ数か月で宝塚事情がとにかく大きく変わったのもあってか、

凄く考えるようになっちゃった。関係者でも何でもないのに(笑)

 

でも、心から愛する大好きな場所だからこそ、

もう道に迷ってほしくないんです。

 

一昔起きたあの事件に関しても今や知らない人が増えたけど

本当に悲しかったんだから。

そしてそれをそのまんま突き通したことで本当に信頼無くしたから。

 

唯一無二の存在。

 

多くの憧れが集まる大切な場所。

 

そして、すべての人間の人生がある場所。

 

簡単に考えないでほしい。この世界の存在を。