配線関係とマーカータイ | くり隊長戦記 2nd

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最近ね、モーター線のトラブルがかなり多くなってます。

ここ最近でも頼まれて複数台のリペアをしたり配線を交換したりしました。

配線の取り回しって人それぞれで個性が出るよなーっていつも見てます。

今から書くのはあくまで僕の見解であって、それぞれの方法を否定するわけではないので勘違いしないでね。

 

まずね、先日作り直したこの車の記事の中でも書いたんだけど、

 

 

この記事にあるこの部分は、おそらくタイヤに擦ったりデフのシャフトに擦ったりしちゃったんだと思います。

 

 

 

これはホント早く直した方がいいよ(汗)

配線の取り回しに問題があった悪い例ですね。

 

でね、考え方は人それぞれだけど、モーター線にしても基盤からモーターに向かって来る配線にしても、断線等の原因になりますので端子直後から曲げたりするのはあまりオススメしないです。

分かってやってる人は端子の付け根にストレスがかからない様に考えてやってるとは思うんですが、切れちゃう人に限ってその辺の事を全く考えずにタイラップとかで括っちゃってるみたいです。

自分でハンダが出来ないルーキーさんや、直してもすぐ断線しちゃう人には特に注意が必要です。

 

そこで、僕が推奨してるのがコレ。マーカータイ。

自分が触る事の多い仲間のシャシーやモーターは誰の物であっても問答無用でコレを使います。

これはネット通販で取り寄せた物ですが、100均なんかでも売ってるかもしれませんね。

 

 

一回切っちゃったら再利用は出来ないので使い捨てとなりますが、

種類やサイズ、カラーなんかもイロイロとあったりします。

数本抜き取ってみました。こんな感じになってます。

 

 

下に付いてる板の両サイドをカットして、残った真ん中の部分に自分で穴を開けて使います。

カップではレギュ違反になる為使用できませんが、日々の走行で使用する分には何の問題もなく、むしろこれが最良だと僕は思ってます。

カップに出る時だけはグラステープなんかを同じ形状にして厚みを持たせた状態で類似品を作ってやればいいですしね。

 

使用例はこんな感じ。

現状は白いマーカータイが使ってあります。

 

WT

 

 

 

OP

 

 

 

ポイントは、とにかく配線へのストレスを減らす事。

ゆるーい取り回しで基盤から来る配線の雌端子を束ねて固定する事。そうすれば腰下を分離した時に切らずに済むからね。

その際配線をクロスさせたりせず、モーター線を接続した時にストレスがかかっていない事。

画像のモーター線は完全フリーなんですが、よく中間をタイラップで束ねてる人を見かけます。そこが起点となって走行中配線が踊りますのでこれもおススメしません。端子部分やモーター線の付け根の断線につながります。

あとはピッチングダンパーが首を振った時に配線とキャップの干渉を極力減らす事。配線の取り出し順に気を配って上手く逃がせば、ほぼストレスフリーで組めるはずです。

 

僕はこの方法で配線を止めるようになってから一度も断線等はありませんし、左右の重量バランス等も、残念ながらそれを感じ取れるほど人間自体がハイスペックじゃないです。てか全く気になりません。

 

NT

 

 

 

自分の所有するNTの場合は、配線のバランスを考えてMMLモーターマウントとかに付属している、フリクションポストを立てるカーボンのアームをフリクションに共締めし、そこをタイラップで括って固定してます。

 

使っているタイラップはコレ。KAWADAのSS。

細くてバックルも小さいので昔からお気に入りで使ってます。

 

 

ホイールベースがWT系より長いマッツンはこんな感じ。

基盤側の配線は前向きにハンダされてるのを後ろ向きに付け直して出してます。

仕様にもよりますが、この方法で路面やタイヤとの接触も含め今のところ一切不具合は出ていません。

ちなみにこのシャシーは下皿を使用していませんので、パッドとの干渉も無くポストもきれいに逃げています。縦方向の邪魔になりそうですが考えて作ってあるので問題ありません。

 

 

 

ホームサーキットでモーター線周りのトラブルによるヘルプ要請があった時はだいたい固定の仕方が残念な状態になってます。

マーカータイはたくさんありますのでいつでもお分け出来ますので遠慮なく言ってください。切れちゃってからじゃ遅いですしね。

 

最初にも書いた通りこれは僕個人の思う見解と考察で書きました。

何が正解って訳じゃないと思いますが、せめてモーター関係のお願いが多い身内には常備しといて欲しいよね。

あと気をつけて欲しいのはバッテリーホルダーを取り付ける際に起きやすい配線の噛み込みと、ボディを搭載する際やりがちなサイドキャッチでの噛み込みかな。

 

マイホームの常連さんも徐々にこの形をとるようになりました。安心を得たいルーキーさんには特におススメですよ。

 

追記>

 

ブログをアップして寝ようと思ったら、早速コメントがありましたので追記しておきますね。

 

フリクションが246じゃない場合はどーすんのさって事ですが、

少しの工夫で何とでもなっちゃいます。

この画像は僕が2017シーズンにGTクラスで使っていたシャシーです。

フリクションは246じゃなく京商のオプション品。この時のセットはこっちのフリクションの方が良かったんですよね。

 

 

このフリクションの時は配置上マーカータイは使っていませんでしたが、

フリクションを青色のフリクションマウントカラーでかさ上げして、その下に配線を通し、ストレスなくモーター線と接続してあります。

 

 

この際端子を括りつけるのに使ってあるのはピッチングダンパーの頭を止めるステー。これを縦に固定して使っていました。

束ねるのに使っているのは勿論KAWADAナイロンストラップのSSです。

 

 

工夫次第で案外何とでもなっちゃうと思うので、一度お試しくださいませ。