小学校低学年の頃、少女雑誌で“あんみつ姫“が連載されていました。貸本屋での立ち読み、散髪屋、歯医者の待合室で読んだ記憶があります。





 当時は地方ではあんみつを眼にする機会はなく、あんみつ姫を眺めて想像を逞しくするのでした。大学生になって初めて喫茶店であんみつを初体験いましたが、その甘さに度肝を抜かれたものです。




 あんみつは昭和初年に銀座のお汁粉屋で考案されたそうです。おそらく若い女性の嗜好品としてもてはやされたに違いありません。

 

 すでに高齢の爺さんが外出先であんみつを注文する勇気は持ち合わせておりません。手に入れるには通販しかありません。ということで通販で榮太郎の「あんみつ」を手に入れました。





 沖縄産の黒糖を使った黒蜜と、北海道産の小豆で作ったこし餡が袋で添付されています。みつ豆は別途缶に収められています。驚いたことに賞味期限は1年以上先に設定されていることです。








 定番の寒天、赤えんどう豆、餡に加えて、みかん、白桃、黄桃、パイナップルが添えられていました。


 目玉のさくらんぼがなぜか入っておらず、彩が欠けてしまいました。たっぷり黒蜜をかけて完成。血糖値が心配なので妻と半分ずつ分けていただきました。





 予想通りの甘さと黒蜜の風味が際立っていました。甘さ控えめに慣れた舌が、久しぶりの本格的甘さに痺れた感じがします。缶の匂いがかすかにしますが、我慢の範囲内です。


 久しぶりの甘味に大満足でした❤️❤️❤️