太宰府天満宮御用達の梅園菓子処の「うその餅」を購入しました。





 “うそ“は“嘘“ではなくて“鷽“です。つまり鳥の名前です。鷽は口笛を吹くような鳴き声であることから、古語の口笛を意味する“うそ“の名がついたと言われています。





 天満宮の楼門再建に際して蜂の群を鷽が追い払ったことから天神様のお使いとして鷽を御守りにする風習があります。


 この鷽に因んだお菓子が「うその餅」です。鮮やかな若草色のそぼろが整然と並び、その中の一個の上に埋まるように小さな鷽の置物が置かれています。





 楊枝を使ってサイコロ状の餅を取り上げるとばらばらとそぼろが飛び散ります。口に入れるとじゃりじゃりした食感のそぼろの甘さが広がります。





 そして青紫蘇風味の求肥がねつとりと歯にまとわりつく感触がたまりません。一度に3個ペロッといただきました。


 可愛い鷽の置物は縁起物としてだいじに保存することにしました。