桜が葉桜になりすっかり暖かくなった時点で、和菓子屋のメニューから桜関係のものが消え、早くもゼリーなど夏の菓子が並ぶようになりました。


 京都の料亭・和久傳のれんこん餅は中国杭州のハスで有名な西湖にちなんで菓銘を「西湖」と呼んでいます。京都人の好む銘菓の一つです。





 湘南にも葉山の老舗・日影茶屋にこの季節「れんこん餅」があります。私は藤沢・さいか屋の店舗で毎年購入しています。





 笹の葉で包まれた外見は粽(ちまき)と同じです。はやる気持ちを抑えて稾紐を解き笹を剥がす作業は些か難儀ですが、何が現れるかと期待感が膨らみます。





 現れたのは茶色で一口サイズの柔らかめの外郎と言った姿で、口に入れると微かに笹の香と黒糖の香りがします。上品な和三盆の甘さが広がり、ぷりぷりした食感が心地良く大満足でした。





 初夏の風情を楽しめるお菓子でした。ごちそうさまでした❤️❤️❤️