柚餅子(ゆべし)


 日本の各地に独特の柚餅子があります。西日本では柚子を用い、東北、北関東ではくるみを使った柚餅子が一般的です。材料や調味料、作り方など様々で興味深い和菓子です。


 今回は松江市•福田屋の「柚餅子」を購入しました。袋に3個入っており、賞味期限はほぼ2週間でした。年末に注文したためか受け取りまでに時間を要しました。




 松江の福田屋は、島根県益田市産の柚子に、砂糖、求肥を加えた「柚餅子」を主力製品としています。袋を開けたらすぐに柚子の香りが立ち込めます。





 真っ白な長方形ですが、ポツポツと柚子の皮が浮いて見えます。ぷよぷよと柔らかく、羽二重の滑らかさです。

 

 噛むほどに柚子の香りと、甘味が口の中に広がります。柚子の皮も苦にならない食感です。



 以前に取り上げた京都•鶴屋吉信の柚餅(ゆうもち)を思い出しましたが、柚子の香りは「柚餅子」の方がずっと強いです。





 お茶請けにどうぞお試し下さい。