NO101.日本の食・食文化1（和食と日本食）

違いをはっきりするため、

日本食、和食、日本料理等の区分について提示する。

日本食：日本で食べられている食はほとんど日本食。

　　　　　カップラーメン、レトルトカレー、カツレツやハンバーグ等の洋食も、日本食に入る。

　　　　　日本でなじみのある食材を使用した料理、日本の国土や風土のなかで発展した

　　　　　　　料理。

和食：　日本食の中で、四季の移り変わりを料理の中に取り込み、地域独特の宗教観、

　　　　　お正月やお盆、祭り等の年中行事の中で生れた食を「和食」と呼ぶ。

　　　　　２０１３年１２月４日、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録。

　　　　　　　「和食」の食文化が自然を尊重する日本人の心を表現したものであり、

　　　　　　　伝統的な社会習慣として世代をこえて受け継がれていると評価し、

　　　　　　　無形文化遺産に登録が決定。

　　　　　　　　　例）「一汁三菜（いちじゅうさんさい）」・・・ご飯と（香の物（漬け物））は非表示。

　　　　　　　　　　　　　和食の基本と言われ、日本人の主食である「ご飯」、（「香の物」、）と

　　　　　　　　　　　　　　「汁物」・・・こんぶや鰹節で出汁をとり、味噌や醤油、塩で味付けした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　具入りの汁。水分補給の役割も担う。具だくさんにする

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ことで、食べ応えが増し、栄養面でも立派な副菜となる。

　　　　　　　　　　　　　　「主菜（肉・魚・卵・大豆等１品）」・・・蛋白質を含むメニュー。

　　　　　　　　　　　　　　「副菜（緑黄色野菜、淡色野菜、きのこ、芋、海藻等のおかず」

　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・主に体の調子を整える栄養素であるビタミン、ミネラル、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　食物繊維を補給する役割。

　　　　　　　　　　　　　　「副々菜（小鉢で出てくる付け合わせ）」・・・他のおかずで不足して

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いる栄養を補う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和え物やお浸しなどさっぱりした食材が適している。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　私は、主食は左、汁物は右に毎日配置し、食を楽しんでいます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（お箸の配置・・・箸と箸置きも使用しています）

　　　　　　　　　　　　　　　その他は大皿盛りが多い。

　　　　　和食とは日本食に日本人の食文化を加えたもの。

　　　　　和食とは家庭料理の事。

日本料理・・・和食に高度な技術やノウハウと知識を加えたもの。

　　　　　　　　　家庭でも料理上手な旦那様や奥様ならば日本料理を作りますが、

　　　　　　　　　通常日本料理とは、料亭や日本料理店の料理を指す。

　　　　　　　　　日本人は昔から食材の旬を大切にしてきた。

　　　　　　　　　　味が美味しいこと、栄養価が高く、その時期の身体に必要な栄養素を

　　　　　　　　　　摂取できる。

　　　　　　　　日本の四季の変化は大きく、水資源が豊かにあったため、主食となるお米を

　　　　　　　　　基本に農耕が発達。日本は果物や海産物にも恵まれているが、植物性食品

　　　　　　　　　を中心に食物が発達。湿度が高いことを利用して発酵調味料である味噌や

　　　　　　　　　醤油を造りながら、日本独特の料理を生み出したことも日本の食の発展。

　　　　　　　　　四季折々の旬の食材を使った日本料理は、まさに芸術。

　　　　　　　　　「日本料理とはすなわち旬の芸術」とも言われる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミニメモ：食のことわざ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「食いに食う」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　がつがつとむさぼり食うこと。

　　　　　　　　　　　　　　　　まわりを気にせず、ただ食いまくること。

参考資料：「食」情報インフルエンサーの教科書（徳間書店）

　　　　　　　ウイキペディア、nippon.com>behind

                食のことわざ百科（河出文庫）