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風に吹かれて行こう!

~世界のてっぺんに辿り着けるぜ!~

2013年4月17日。




おれのアパートの庭には、可愛らしい4本の桜の木があった。



去年の5月25日のブログ『100年後の桜の名所』に登場した、あの桜の木たちだ。







約1年間庭で育てて、小さいながらも立派な花を咲かせている。



4月17日は、愛着が湧いて別れ難いこの桜の木たちを、大地へ植えに行くことから始まった。







4本共何とか一緒に乗車。


運転席まで枝が伸びているから、カーブの度に枝が顔をバサバサと撫でてくる。



こんなドライブは初めてだ。







植える前にちょっと寄り道。



度々ブログにも登場していた同居人のSさんと、今日入籍をするんだ。


これでSさんは、これからはYさんになった。




これからもよろしく頼むよ。












ふたりと4本は、お気に入りの場所に到着。


ここは『虹呼びの滝』。







どの季節の何時に来ても、安らぐ場所だ。





岩にさえも、いろんないのちがびっしりと息衝いている。





この木はいつか谷の向こう側まで届くのだろうか。


今から植える桜の木も、こんな風にたくましく育つといいな。






日当たりも景色も最高の場所。土の上にやっと立つことができた。



おれ達が死んだ後も、4本仲良く生き続けますように。






じゃあ、またね。







次は花見。





仙台の桜の名所、榴ヶ岡公園。





人の多いところが苦手で今まで敬遠していたけど、こっちに用事があったから来てみた。






空気はあまり良くないし、やっぱり人が多過ぎる。



でもだからこそ、本当にたくさんの人たちの記憶に残り、本当にたくさんの人たちの心を育ててきたのかも知れない。





山にひっそりと咲く桜と、どっちが幸せなのだろうか。






上ばっかり見ていたら、踏み潰してしまいそうだ。





おまえに至っては、初めましてだな。







なんて立派な枝垂桜。



まわりのビルよりも、ずっとずっと年を重ねているんだね。





この樹なんて樹齢280年だって。





人の成せることなんて、ほとんどが一瞬の出来事なのかもね。



それでも必死に生きるって、なんて素晴らしいんだろう。





疲れることもあるさ。





でも、きっと何かが助けてくれる。






桜と同じくらい大好きな木蓮も今、生きている。






4月17日も、もう夕方だ。





じゃあ、また来年会いに来るよ。








次はクリネックススタジアム。



今年からうちの旅館もスポンサーになったから、チケットをもらった。






不思議とスタジアムは、夕日がよく似合う。






始めは三塁側にいたけど、応援が凄すぎてついていけなかった。



マイペースで見たかったので、一塁側に移動した。






この前も来て思ったけど、鉄平選手はすごい人気。






三塁側はこの有様だ。






負けちゃったけど楽しかった。





そんな4月17日でした。




みんな知ってると思うけど、今日、春なのに雪が降った。




朝起きたらこんなだった。






おれが愛して止まない新緑の若葉たちは、雪をどう感じているのだろうか。






突然だけど、おれは「汚名を雪ぐ」とかの、「雪ぐ」という言葉が大好きだ。



この言葉の生みの親は、なんてロマンチストで、なんて感性の豊かな人なのだろうと思う。






めいっぱい咲いた桜も、すっかり雪をかぶっている。






それでも小鳥たちは、いつもよりも楽しそうに見えた。






先日うちの旅館でお世話になっている仲のいい旅行会社のKさんの招待で、楽天イーグルスとオリックスの開幕戦に行って来た。




実はあまり野球に詳しくないおれは、地元でありながらクリネックススタジアムに来るのもまだ2回目。





でも球場の独特の雰囲気は、いるだけでなんとなく楽しくなってきた。






選手もチアガールも、ライトを浴びてとても華やかだ。






あいにく小雨が降ってきた。実はおれは割りと雨男。





こんなにたくさんの応援を受けながらプレーするのはさぞかし楽しいだろうな。

なんて、ふとうらやましく思ったりした。





今日は彼女と、おれの両親も一緒だった。


おれが中学生のなって部活を始めたくらいから、ほとんど親と一緒に出掛けることなんてなかったから、今日は思いがけない機会だったし楽しかった。


Kさん、ありがとうございました!




先日、完全に思いつきだけど、近所の泉ヶ岳という山に登ってみたくなった。




今日は快晴。向こうに見えるのが泉ヶ岳だ。




スキー場もあるし地元じゃ有名な山だけど、実は小学校の課外授業で登ったっきりだ。




近づいてきた。どんなところなのかな。




到着。

表コース入り口から山頂へ行った後は、ピンク色の滑降コースを降りてくることにしよう。






なぜならば、





この前もらったスノーボードを持ってきたからだ。



下りをこいつで滑って来たら、さぞかし爽快なことだろう。

まだ二回しかボードやったことないけどね。




行方不明にならないように、登山届けを出して出発。






山頂へ。





何の足跡だろう。ウサギかな。





想像以上に急な上り坂だ。





だんだん高くなってきた。そして坂もどんどん急になってくる。





ここは胎内くぐり。





当然雪でくぐれない。





あまりの急勾配に笑えてきた。


小学校の時はすいすい登ったような気がしてたんだけど、どうやら違うコースだったらしい。



すでに二足歩行では登れなくて、滑り落ちないよう文字通り這い上がって行った。





汗でウェアーの中はびちょびちょ、全身から湯気を出しながら考えた。


このペースでは頂上まで何時間かかるんだろう。


だいたい背中の大荷物が、非常に邪魔だ。





天気も曇ってきたし、ヘッドライトは持ってきたにしても、登山初心者のおれが初めての山をこんな雪の中、暗くなってから下山するのはあまりに危ないよなー。



というわけで今回はここまでにした。





とりあえず、ご飯食べよう。





今日は炒飯。





うまい。





味噌汁もうまい。


すこしのんびりしてから、さぁ下りようか。





初登場のロープ。一応持ってきておいて良かった。



今はもう、滑って下りたくなんかないんだ。





こぶ作っときゃいけるだろ。





危ないほうが楽しいけど、今回は怪我くらいはするかもって思った。





でもなんとか安全なところまで下りて、


このまま帰るのは悔しいから、





スノーシューをボードに履き替えて、





ラスト500メートルの平坦な道を滑ってみた。



当然おれの腕前じゃあ、木にもぶつかるし何回も転んだ。


しかも雪がふかふか過ぎて、転ぶとなかなか起き上がれない。





ぜんぜん爽快じゃなかったけど、予定通り滑って下りてきてやった。



あー、楽しかった!






今日はよく釣りに行く渓流を、スノーシュー履いて探検だ!





程よく雪が積もってる。






冬眠中の木も、なんか清清しい。





ほんのり温かい木の根元。



じっと待ってみても、リスとかは出てきてくれなかった。






向こうの谷間まで降りてみよう。






なんかありそうな雪の隙間を発見。






大きさが伝わりにくいけど、そこには今まで見たことも大きさの霜柱が立っていた。





寒いから出来る霜柱と氷。


理由も材料も同じなのに、こんなに違うなんて不思議。






なんとなく春を予感した。






坂が急で大分てこずったけど、やっとこ川に到着。



でもこういう遊びは苦労するほど楽しいんだよね。






見上げれば崖っぷちに巨大つらら。






油断してたら川に落っこちた。


さすがにこの時期の川は冷たいなぁ。






目的地は姉妹滝。辿り着くには川も渡らなければ。





なんだか不思議な光景を発見。木が逆さまに生えてるみたい。






もうすぐ目的地の姉妹滝だ。姉妹滝は2本の滝が並んでいて、写真の正面に1本と、右奥のほうにもう1本でかいのがある。






右奥に見えるのがおれのお気に入りの滝。ブログのタイトル写真にも使ってるのがあの滝だ。



あの滝の下にはステキな滝壺があって、そのど真ん中に巨大な岩があって、そこに登って滝を眺めるのが好きなんだけど、残念ながら今日はこれ以上近づけなかった。



この辺りは高さが2~3メートル位もある岩がゴロゴロしていて、雪で隙間が見えないからもし落ちちゃったら多分一人じゃ脱出できないからね。




次回はロープを持って崖側から回るか、釣り用の胸まである長靴みたいなのを履いて川の中を通って行くかでチャレンジしてみよう。






最後に帰り道、猿がいた。




先日、人生二度目のスノーボードに行って来た。


二度目といっても、初めて行ったのは10年位前だから、ほとんど初めてみたいなもんだ。



今回のメンバーはうちの旅館の、宴会場や会議室を作ったり、布団を敷いたりあげたりする部署の仲間達5人。



去年からずっと行きたいって言ってたけど、なかなか揃って休みをとるのが難しくて、それが遂に実現したんだ。



だから皆楽しみにしていて、俺より一回りも年下の奴からおれより五つも年上の人まで、大盛り上がりで出発した。




待ち合わせ場所の都合で5人で3台の車に分かれ、山形県のジャングルジャングルというスキー場へ。





先頭は布団敷きが旅館一早いDと、その友人で飛び入り参加のN君。



2台目はチンピラみたいな顔して実は心優しい最年少21才のYと俺。



最後尾は今回の最年長、何故か未経験者なのに一番気合いの入った38才位のKさん。





そのKさんがいつの間にか後ろにいないと思った矢先、Kさんから事故ったという電話がかかってきた。






戻ったら一人で壁に突っ込んでた。



JAFに電話するKさんをバックに、Yと記念撮影。






ポールも折っちゃったー。





一昔前のスキーウェアをすでに着込んで登場し、滑りたくて仕方なかったKさんは、ある意味豪快に目的を達成し、スキー場まで辿り着けずにここで脱落。






おれ達4人だけスキー場に着くと、雪は止んで日も出てきた。





教えられながらやってるうちに、だいぶ滑れるようになった。





滑るのは楽しいし、景色もきれいで最高の気分だ。



‥今頃Kさんは何をやってるのかな。


牽引かな。





遠くの山が雪の反射で輝いて見える。やっぱり山はうつくしい。




‥今頃Kさんは何をやっているのかな。


修理の見積もりとポールの弁済費を見て、肩を落としている頃かな。






4人乗りのリフトに並んで腰掛けると、「今頃Kさんは‥」ネタで毎回大爆笑だ。



Kさん、笑わせてくれてありがとう。






ボードは思った以上に滑れて、想像以上に楽しくて、期待通りハプニングもあって、風景は感動するほどきれいで、最高な一日だった。





Kさんも誘ってまた来よう。






皆さんご無沙汰してました。


年末年始は色々と忙しくて、丸一ヶ月以上ブログをお休みしておりました。



心配してメッセージをくれた方達、どうもありがとうございました。



一ヶ月の間にあったこととか、これからちょこちょことブログに載せていくね。








唐突だけど、今年は遂に、前からずっと欲しかったスノーシューを手に入れた。


しかも高級なすげーいいやつ。







と言う訳でさっそく雪山へ。


初めてだから、よく釣りに来る慣れた山で試してみることにした。





何かの足跡を発見。


人のいない雪山なんて初めてだけど、こんなにわくわくするものだったとは。





今度は氷柱の壁を発見。





つくづく、自然っておもしろいと思う。





ふかふかの雪の上を歩ける感覚が楽しすぎて、この日はほとんど写真を撮らずに日が暮れてしまった。



でもこの分だと、これからは休みの度に雪山に来そうな気がするから、雪山レポートはまた今度。




おれの通っていた高校は、家から片道10km。


暑い日も寒い日も、雨や雪が降っても、どんなに風が強くても、毎日チャリンコで通学していた。




この曲を聴くと、高校生のときに、大好きだった子にフラレタ日のことを思い出す。


それは、何回かあったフラレタ日の内の、第一回目のことだ。





高校からの帰り道、読んだその子からの返事の手紙を、ブレザーのポケットに入れたか入れないかのうちに、もうがむしゃらにペダルを踏みだしていたような気がする。


その日は折り良く、ドシャ降りだった。



雨の音しか聞こえない灰色の中で、傘も差さずにわめき、叫んで、泣きながら、チャリを漕いだ。


叩きつけられた雨粒が煙るほど激しく降る雨が、そんな姿で国道の脇を突っ走るおれを、世間から優しく隠してくれていたように思う。





この曲を聴くと、そんなとある少年の日の出来事が、ふと思い出される。



と言う訳で、今夜は『THE YELLOW MONKEY ~バラ色の日々~』。





追いかけても 追いかけても 逃げて行く月のように
指と指の間をすり抜ける バラ色の日々よ

バラ色の日々を 君と探しているのさ
たとえ世界が行き場所を 見失っても

汚してしまったスパンコールを集めて
真冬の星空みたいに 輝かせよう


雨の中を 傘も差さずに走るのは
過去の悲しい思い出のように 大事なような‥
だけど 茨が絡みついて 運命はイタズラ
乾いてしまうのは 寂しいね


追いかけても 追いかけても 逃げて行く月のように
指と指の間をすり抜ける バラ色の日々よ


雨の中を 何も見えずに走るのは
とても深く生かされるのを 感じたような‥
だけど 茨が絡みついて 偶然の生贄
試されているのが 悔しいね


それでも あの時感じた夜の音 君と癒した傷の跡
幾つもの星が流れていた 慰めの日々よ

砂漠の荒野に倒れても 長い鎖に繋がれても
明日は明日の風の中を 飛ぼうと決めた

バラ色の日々よ バラ色の日々よ


そう 満たされ 流され 汚され
捨てられ 騙され 心まで奪われ


I want power
I want flowers
I want a future
I want pleasure
I'm just a dreamer
Are you a believer?
Are you a believer?


森山直太朗さんの『花』。



人として生まれて、人が好きだから、人の幸せを願うと、
「人と人 また 人と人」という真っ直ぐな歌詞が、心に沁み込んでくる。




色んなわだかまりを捨てて、皆に優しくなれたらいいのにな。





永遠なのか 本当か 時の流れは続くのか

いつまで経っても変わらない そんなものあるだろうか


見てきた物や 聞いたこと 今まで覚えた全部

デタラメだったらおもしろい そんな気持ち分かるでしょう


答えはきっと奥の方 心のずっと 奥の方

涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方



なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ

なるべくいっぱい集めよう そんな気持ち分かるでしょう


答えはきっと奥の方 心のずっと 奥の方

涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方


情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう

花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方