最近、世界最高齢エベレスト登頂記録を更新した三浦さんと、百獣の王を目指す武井壮さんに刺激され、毎朝トレーニングをしている。
公園をグルグル回るのに少し飽きてきたので、今日は山を駆け登って見ようと考えた。
というわけで、近所にある標高432mの大倉山へ。
ここが入り口。
奥に鄙びた鳥居が見える。何かがはじまりそうな、ちょっと不思議な雰囲気。
思ったよりも遥かにうっそうとしている。
橋?を渡り、
すでに道がどこだかわからない。
あったけど、こんなところ半袖短パンで行こうものなら、たちまち手足がヤマビルだらけになっちゃうよ。
というわけで、中止。
全然関係ないけど、気を取り直して夫婦で蕎麦屋だ。
ここは「山彼方(やまかた)」というお店。釜房ダムのすぐそばにある。
すてきな佇まい。
店内はこんな感じ。
ロケーションも最高だ。
テーブルにあった冊子で蕎麦の食べ方を勉強してみた。
まずつゆをつけずに、蕎麦だけ少し食べてみる。蕎麦本来の風味を楽しむのだ。
次につゆを少し舐めてみる。薄めであればとった蕎麦をたっぷり浸して、濃い目であればとった蕎麦を半分つけるくらいで。
少し味に飽きてきたら、薬味や山葵で味を変えながらいただく。
極めつけは一味唐辛子。つゆに入れずに蕎麦に直接かけた方が、より風味が増すらしい。
そして最後に蕎麦湯。
とにかくすげーうめえ!そして、蕎麦ってこんなにシンプルなのに、なんて奥が深いんだ!!
おれも蕎麦の味が分かるようになったなんて、大人になったんだなぁとか考え始めたら、だんだん、本当に人間って贅沢な生き物だよなーってとこまで考え込んだ。蕎麦屋で。
同じ地球上に住んでいながら、多くの野生動物たちは食べることに命懸けで、一生の大半を食べるという目的のために費やしているのに、人間はおいしく食べるって事をとことんまで追求できる程、ゆとりがあるだなんて。
でも、それもたまたま豊かな国に生まれた人間だけなんだろうな。
そんなことを噛み締めながら、おれは蕎麦が大好きになった。