とある神社の大きなヒマラヤ杉の木の下に大量に落ちていた、いわゆる松毬(まつぼっくり)です。
こちら杉ですが、松毬もいろんな形があり、可愛い。目に付いたので拾って来ました!
白黒写真にしたら、完全にお花ですよね。薔薇っぽい!
元々は丸く固く閉じた状態の、実です。いわゆる鎧状に中の種子を守っているのですが、徐々に反り返り一つ一つの花弁状の笠が離れて中から羽根の付いた種子が現れ、それを風が飛ばすんですね。
良く出来ています( ̄▽ ̄;)。
こう言う松毬を形成するのは松だけでなく、杉もそうですが、いわゆる針葉樹の類いです。しかし呼び名は松毬です。ならば松の木を思い出しますよね。でも杉なのです、こちらは。
それにしても可愛らしい!!
さて、この呼称を松毬と書いておけば「あ~、毬状の実ね」と思いますが、書き方によっては松笠や松陰嚢もありますが、なんと松陰嚢が呼称に影響を与えていたらしいのです。
陰嚢、つまりたんたん狸で有名な8畳あるとかないとかのあれですね。男子の急所です(笑)。
松のそれです( ̄▽ ̄;)!
これ「ふぐり」なんて呼び方をしますから、「まつふぐり」が呼びにくいので「まつぼっくり」になったと言う説があります。
途端に薔薇に見えなくなりましたが、世の中には知らなかった方が良かったって事は結構あります(笑)。
ちなみにこの杉の松毬は、シダーローズとして雑貨屋さんやお花屋さんとかでも売ってます。
この辺では普通にその辺で拾えますので売れませんから置いてませんけど(笑)。
そして、ラジオから流れて来たので、あみんの『待つわ』、どうぞ!!
『待つわ あみん』
『待つわ【あみん】作詞/作曲:岡村孝子「第24回ヤマハ・ポピュラーソングコンテストでゲスト出演」(歌詞付)』
『あみん「待つわ」』
『あみん - 待つわ(2002 Live)』
岡村孝子さんじゃない方の人は、いろんな噂があって消えちゃったみたいな情報ありましたが、お元気で2人で歌ってる映像あってちょっと良かった!何だったんだ、あの変な噂。
良い曲なんですけど、改めて歌詞を聴くと結構怖い((( ;゚Д゚)))!!
いつまでも待たれても・・・
こちらとしても好きであればいつまでも待って欲しくはありますが、向こうの片思いで待たれたら、結構怖いですよね。
情念の世界です(笑)。
「他の誰かにあなたがふられる日まで」ですからね!!
でも子供の頃は引っ込み思案で目立たなかった部類の女子が大人になると、じつは端正な顔立ちで、その真面目でしっかりした人柄も見直され、同窓会とかで「あれ?」みたいになる場合もあり、逆転は起きないとも限らない!!
誰しも期が熟すのを待つ頃合いなんてのはあります。
松毬だって、お花が咲いて熟してから種子を飛ばすために開く訳ですが、翌年の秋に完成するのです。結構時間掛けてます。松でも杉でも良いんですけど、あれもこれも一気に最高潮って訳には行かないし、その日が来るのを待つのは大切!
その日が来たと感じたら薔薇の花束でも抱えて、Go!
でも・・・
八千種の花は移ろふ常盤なる松のさ枝を我れは結ばな
かつては、美しいけど儚いお花より永遠に色が変わらない松にあやかろうと、松の枝を結び幸福を願う行為あり。松は「待つ」や「まつり」に掛けられ、願いの成就を待つ意味もあったようです。
もともと古代から神々は木に宿ると思われ、平安以降、正月の間だけでもと松を飾るのも日本独特の門松の風習に残ってますよね。
ならば、松をお送りするのは永久(とこしえ)の思いを現すには良いですが、盆栽なんてそうは贈れないから、松毬はありかも!
これは杉なんですけどね、今の時季ならその辺にたくさん落ちてますよ(笑)。
そんな感じで、いと、をかし♪