①の続き。
日本の未来を考えれば考えるほど、
子どもに積極的に英語教育を受けさせなかったことで、子どもの選択肢を狭めてしまったかもしれない、と不安になった。
子どもの宿題を見ながら、
これから使用人口が減っていくことが明らかな言語を一生懸命勉強させることに、疑問を感じていた。
そんな悶々とする中、本屋でこの本が目に入った。
グアムから帰国する飛行機で一気読み。
結論、
読んで良かった!!!
使用人口が減っていく日本語を
子どもに伝えていく意味が腹に落ちた。
多様性を失った社会は楽だけど、脆い。
日本経済が衰退しているのは多様性を失ってるから。
(という説がある。)
画一化されすぎて、
結果、骨抜きになり、弱くなった。
アメリカが強いのは
移民による多様性を持つ国だから。
(カリフォルニアディズニーランド↑)
これから共通言語として英語がさらに必要になることは明らかで、英語モノリンガルの人口が増えていくことでしょう。
それはコミュニケーションの上では楽だけど、
多様性が無い。
多様性がなければ、
文化の発展もイノベーションも失われていく。
その先にあるのは画一化された、
平均的な脆弱な世界。
本書では、「日本語の豊富なオノマトペが漫画やアニメ文化を育てて来た」と説明されている。
言葉はただのコミュニケーションツールじゃ無い。
人格も作るし、文化も作る。
日本から日本語がなくなったら、
日本はつまらない国になる。
日本には日本にしか無い言語と、
その言語と風土が育てた唯一無二の文化があるから、
わざわざ海外から足を運んで観光しようと思ってもらえるんであって、
その他大勢と同じなら、
どんなに円安でもスルーされてしまう。
経済発展、グローバル化の先は
どうしたって画一化が進む。
同じような高層ビルに、
お馴染みのブランドが並ぶ。
そして画一化が進んだ結果、
独自性やイノベーションが失われ、
どん詰まりになる。
多様性がブレイクスルーであることが分かってるなら、自らその多様性を捨てちゃいけない。
二か国語を話すということは正直かなり大変で、
だから英語モノリンガルになった方が楽なんだけど、
その道を選んでしまったら日本はますます弱くなる。
そんな結論に至り、
自信を持って子どもに日本語を教えようと
腹が決まったのでした。
次回、
日本人は英語とどう向き合うべきか?
に続きます。