映画「窓ぎわのトットちゃん」について
語りたい息子。


「あのね、壁ぎわのポッポちゃんがね、
あ、違うか。
屋根ぎわのポッポちゃんがね、」


可愛えぇラブ




年始に映画を観て以来、
我が家は「窓際のトットちゃん」ブームで、
毎晩本を読み聞かせてます。


賢い子なら一年生でも読めると思うんだけど、
ウチの子は残念ながら積極的に本読まないので
私が読むという‥


トットちゃんは今だったら、
多動症とか注意欠如とか
何かしらの名前がついていたであろう
落ち着きのない子。


小1でまさかの退学になり、
お母さんがトットちゃんが上手くやっていける学校を一生懸命探して見つけたのがトモエ学園。


このトモエ学園の校長先生が素晴らしい人で、
子どもが生まれつき持っている素質を
どう損なわないで自然のまま育ててあげれるか?
ということを常に考えていた人だった。


トットちゃんの話を4時間真摯に聞いてくれたり、
(小1で4時間喋り倒すとはさすが黒柳徹子!)
授業に時間割を設けず、
「好きな教科から始めて良い」
と子どもに任せ、自習学習を中心としたり、
自然に触れ、自然から学ぶ機会をたくさん設けていた。


この本を読みながら、
「自分だったら、どの教科から始める?」
と子どもに聞くと、なかなか盛り上がる。
答えながら子どもは
「こんな学校に通いたいなぁ」と言う。


今通ってる学校には思うところがある。
再開発地区に住んでるから、
学校のサイズに対して子どもがとにかく多い。
少子化の現代で、
子どもが多くて困るなんて贅沢な話ではあるけれど。


運動会も音楽会も
全校生徒と保護者を収容できないから、
各学年入れ替え制。


運動会に大玉転がしも、玉入れも、綱引きも無い。


見学時間が少ないから親は楽だけど、味気ない。




私の通った地方の田舎にある母校は
公立だけど特色ある教育を取り入れていて、
昔から教育移住してくる人が一定数いた。


牛や馬や羊を飼ってたり、
オペレッタや影絵芝居をやったり、
原始人体験をしたり、
色んな活動をしていた学校だった。


とはいえ、イジメもあったし、
新人教授がノイローゼになることもあった。


特色ある学習の中身は
担任の力量にかかってるところが大きく、
クラスによって当たり外れが大きかった。


正直そんなに素晴らしい学校とは思ってなかったんだけど、
東京の小学校に子どもが通い出してから、
母校に子どもを通わせられないか、
考えるようになった。


家族を連れて海外赴任したいと思ったのも、
子どもに日本の学校の正解が全てではないと知ってほしいという思いがあった。


今住んでるエリアは中学受験率が高いんだけど、
ここにいると小学校がまるで中学に入るまでの準備期間みたいに感じて怖い。


今この瞬間は今しかないのに、
なぜ流されるように今この瞬間を中学受験の準備に費やすのか。


確かにめちゃくちゃ賢くて、
勉強で伸ばしてあげた方が良い子はいるのだが、
どう考えてもうちの子はそれではない。


このまま何となく流されてしまうのが怖い。


そんな中、トットちゃんを見た。
いきなり教育移住せずとも、
本から学べることはある。


しばらくは面白い学校を題材にした本を読もうと思う!


オススメの本あったら教えて下さい!!!