一昨日、子どもと
映画「窓際のトットちゃん」を見に行きました。


美しく愛おしい日々が戦争でジワジワと破壊されて行く描写を見た息子が、
夜、布団の中で、

「戦争が起きて欲しくない」

と言った。


「そうだね。」
と言いながら、
私が人生に望んでることは
本当はごくわずかなんだな、と思った。



大切な人(自分を含む)が
健やかな日々を過ごせますように。



その願いはずっと叶い続けていて、
私はすでに夢の中を生きてきた。ずっと。


安心で平和で、ちょっと暇なもんだから、
私たちは自分で色んなドラマを作り上げる。


成績やら稼ぎやらモテやらで優劣を作って、
優越感に浸ったり、嫉妬したり。


人と理解し合えなくて、
悲しくて怒って、あげく人を恨んだり。


そんなものは願いが叶ってる上で繰り広げる
ただの贅沢な遊びにすぎない。



その贅沢な遊びが行き過ぎて、
健やかな日々を自らぶち壊してしまうなんて
なんて本末転倒で愚かなことだろう。


そう思う。


(ちなみに、映画はとても素晴らしかったです。)