何故、移動ドの方が音が取りやすいのか。 | 【瀬戸市/小牧市】ピアノと声楽のお教室⭐︎野村知子のマイペース活動記!

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昨日の記事を読んでくださった読者さんから、

「何故、移動ドの方が取りやすいんですか?

 続きを楽しみにしています。」と

メールをいただきました。

 

 

こうして反応があると

私の書こうというモチベーションも上がるし、

何より嬉しいですね^^

 

 

という訳で、

リクエストにお応えして

昨日の続きを書いていこうと思います。

 

 

昨日の記事を読まれていない方は

「音が取れない・・・」はこれで解消!

お読みくださいませ目

(所要時間およそ1分)

 

 

そして、今日のテーマはこれです。

 

 

「何故移動ドの方が音が取りやすいのか。」

 

 

それは無意識にある刷り込みです。

 

 

刷り込みって聞くと「えっ!ガーン」と

一瞬身構えてしまいそうですが、

 

要するに、

小さい頃からの繰り返しの賜物なんです。

 

誰しもこれまでの人生で確実に一度は

「ドレミファソラシド」という音階を

歌ったことはありますよね?

 

 

思い返してください。

 

 

音楽の授業や

リトミックやピアノのレッスン中などで、

必ず折りに触れて歌っていると思います。

 

 

いや、一度も歌ったことないです。という方は

あの有名な「ドレミの歌」を歌った覚えはないですか?

 

 

そもそも、このドレミの歌こそが

刷り込みの一番の功労者なんですよおねがい

(私調べ。(笑))

 

 

ここから少しややこしい話になりますが、

出来るだけ分かりやすく紐解いていきますね。

 

 

音と音の間には音程というモノが存在します。

ここで重要になってくるのが、

隣り合った音で関係を持つ、全音と半音です。

 

実際に「ドレミファソラシド」で見てみると、

 

 

「ド」と「レ」 ・・・ 全音

「レ」と「ミ」 ・・・ 全音

「ミ」と「ファ」・・・ 半音

「ファ」と「ソ」・・・ 全音

「ソ」と「ラ」 ・・・ 全音

「ラ」と「シ」 ・・・ 全音

「シ」と「ド」 ・・・ 半音

 

 

となります。

 

 

 

 

鍵盤で見ると、

③と④ 

⑦と⑧

 

の場所が半音です。

 

 

上の鍵盤をよく見てください。

全音は、音で聴くと隣り合っているように聴こえても

鍵盤でも見ると隣り合っていない事が分かります。

 

例えば、①と②ではその間に⑨がありますね。

 

 

でも、

半音は、(③と④を見てください)

音と音の間に鍵盤がありません。

鍵盤で見ても隣り合っている関係を半音と言います。

 

 

さぁ、ここからが最重要ポイントです。

 

 

あなたは、

 

「ドレミファソラシド」を歌う時、

この全音と半音を意識して歌っていますか?

 

 

そう、ここなんです。

 

 

いいや、そんな意識したことありません。

そもそも全音と半音となんて

初めて知りました。

という方も多いかと思いますが、

 

 

こういった理論を知らなくても

だいたいの方はドから始まる音階の音程を

頭に思い描くことが出来ていて、

ぼんやりでもイメージがあるんです。

 

 

それによって、

無意識で、その全音と半音の微妙な幅を

歌い分けていることが出来ているんですよ。

 

だから、「ドレミファソラシド」の音程は

いつも正しいんです。

 

 

じゃあ、その無意識にある感覚を使って、

その音形をそっくりそのまま移動させ、

 

例えば、「レ」から始めた時、

実音では

「レ-ミ-ファ♯-ソ-ラ-シ-ド♯-レ」なのに、

移動ド読みで、

「ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド」と歌ってしまえば、

 

シャープだから半音上げて・・・・

「ファ」と「ド」に♯をつけて・・・・

 

なんていうような

まどろっこしい思考を経由することなく、

自分の中にある感覚で

音程が取れてしまうのです。

 

 

もっといえば、

長音階になるための決まりを

無意識で身についている感覚で

補ってしまおうということです。

 

 

気付かないうちの習慣って、

本当にすごいな~と思いますが、

 

これが、「移動ドの方が音が取りやすい」

のメカニズム。

 

 

という事は、

これを書いている途中からもう、

考えがここに辿り着きます。

 

 

耳の発達は早いので、

言語を認識する時期としては0~3歳までが

ピークと言われていますが、

 

音を聴き分ける力とか

音程を正しく取る力とか、

聴く耳を育てるという事に関しては、

幼児の時期が最適なんです。

 

 

だから、

幼児教育って実は物凄い大事。

 

 

言語の分野も然り、

音楽の分野にも

無意識下に音のイメージや感覚が

あるのとないのとでは、

その後の音楽人生に大きく関わってきますからね。

 

 

ちなみに、

まずはやはり固定ドの耳を育てる事を

おススメします。

 

その後、移動ド読みが出来、歌えるのが

一番臨機応変にどんな時でも対処できる耳に

なると実感しています。

 

 

固定ドの後付けはかなり苦労し、

移動ドの後付けは簡単ですからね、

ここは覚えておいてもらいたい所です。

 

聴ける耳、聴く力を育んでいきましょう!

 

 

メルマガなみのモリモリな記事になりました。

 

 

私から聞きたい事などがあれば、

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リクエストしていただければ

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