何度も聞いているうちに。
両親も、私と同じで、
恐竜の骨が頭にくっついて
はがれなくなっていたんじゃないか。
そんな気がした。
戦争中のぼくうごうで。
オチビが敵に見つかるのを防ぐために。
隣のおじちゃんおばちゃんに
追い出されないために。
オチビの命を守るために。
まわりに気をつかってやったことは
今は、必要がない。
子供にしている
「ひどいこと」に見える行動を
やめようとするんじゃなくて
もう戦争は終わっていると、
気づけばいい。
と、知っていても。
何か起こると
私、何か悪いことしたかな?だの
「また」嫌われたのかな。だの
こんなこと言ってもいいんだろうか。だの
ほめてもらっても
私、そんなに愛が多くないし。だの
そんなのがすぐ出てくる。
こわいことを予測する。
何度も、
いやいやそんなことはないと
納得しても
また、あらわれる。
恐竜の化石が頭にはりついているみたい。
大昔の空気ごと、恐竜の骨が
頭にはりついている。
それはそれは、がんこに。
そして、
また、
どうせ愛されてるしを唱える。
そうやって、
すこ~~~しずつ、
けっこういいかも。
になっている。
両親も
ひょっとしたら、
自分の掟は古い化石だと
わかってはいたのかも。
だけど、がんこにはりついて
どうしていいかわからなかったのかも。
そんな気がした。
あの人たちが、
あんなひどい(と思える)ことを
私にしたのは。
私を守ろうと必死だったのかも。
そして、
薄々わかっていても
恐竜の骨のはずすのがこわかったのかも。
ほんとうに私のことが大事なら
ちゃんと自分の弱さに向き合えよ。
私にやつあたりするなよ。
家の問題を隠さずに
誰かに助けを求めろよ。
そう思ってきた。
でもね。
私も、できない。
「ちゃんと言う」
「助けてって言う」
「甘える」「頼る」
「たかる」
ひええええええええ。ってなる。
同じだ。
できないから、挑戦中。
そんなお話をする。
- 12月13日
セミナーの前にちょこっと質問会。
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