知人の知人の話なんですけど、

とてもね、健康診断を怖がる女性がいるそうなんです。
正確には、健康診断の結果を知るのを怖がる人。


この人がまぁ、割ととんでもない方で、
健康診断の結果が届くと、見ずに捨てちゃうんですって。


ポストに封筒が届いてるな、と思うとしばらくポストを開けないようにして、2週間くらい放置するらしいんですけど、

そのうちポストは溢れるし、別の荷物の不在票が入ったりするんで、
渋々ポストを開けて、健康診断の結果らしき封筒をゴミ箱に捨てるんですって。

結構振り切った行動を取ってる




過去に大きな病気をしたのがトラウマになってるのかな?
ってみんな勘ぐるけど、

「ううん。ずっと健康。」
ですって。




ただ何となく、自分が何か大きな病気をしているんじゃないか、って心配になって、健康診断の結果を見ることが出来ないんですって。

アラフォーも見えてきて、体力も落ちてきた。
いつ大きな病気を患ってもおかしくない。

だから怖くて、健康診断の結果が見れなくなってしまった。




「結果捨てたって何も解決しないじゃん。
本当に大きな病気してたらどうするの?」
という正論は、何度もみんなに言われたんでしょう。


本人もそれは分かっていても、
どうしても健康診断の結果を見るストレスに耐えられないんだそうです。



「大きな病気をしていたとしても、出来ればそれを知らずに死にたい。」
やっぱり振り切った考えの持ち主。




で、4年くらい毎年捨て続けてたみたいなんですけど、
昨年ね、とうとう会社の健康管理室みたいなとこから電話かかってきたらしいんです。


「健康診断の結果のことでお話があります。」
って。

近々面談させてくれ、と。









震え上がったそうです。

会社には自動的に健康診断の結果が届いていて、
それを見た健康管理室の人が面談をしたがっている。



これは、ヤバい病気が見つかったに違いない。
心臓病か。
肝機能障害か。

いや、血液のガンかもしれない。



でも、その人はもう結果捨てちゃったから、何が悪かったのか知らない。
確認したいけど出来ない。


で、電話で聞いたらしいんです。


「私、どこか悪かったんですか?」

そうすると、





「電話でお話出来る内容ではないので……」
って断られたみたい。

さらに震え上がる結果に。




面談の日まで、気が気じゃなかったそうです。

電話では言えないほどの……病気?



そして当日。
健康管理室に呼ばれて、面談開始です。





「何故呼ばれたか、分かっていますね。」

分かってない。
全然分かってない。

だって捨てちゃったんだもん。結果。





「私、何か病気なんですか!?」

と聞くも、何故か教えてくれない。
よっぽど言いにくい重い病気なのか。


「何故あなたは何で呼ばれたか分かってないんですか?」

健康管理室の疑問も当然。
『健康診断の結果のことで』と伝えているので、何の話かは分かっているはずなのに。



その人は正直に、結果を見るのが怖くて捨てちゃいました、と白状したそうです。


そこから、無茶苦茶怒られたそうです。



「まず見なさい!」
と無茶苦茶当たり前のことを言われたそうです。

ですよね。

そりゃそうだわ。







結果が怖い。
しかも怒られてる。

長年のツケを一気に回収してる。


健康診断の結果を捨ててるとロクなことにならない。







一通り怒られた後、
とうとう何故この場所に呼ばれたかを教えてくれたそうです。


健康診断の結果、何が良くなかったのか。






















太りすぎ。

このままだとメタボリックシンドロームになっちゃうから、生活習慣を改善しなさい、って言われたらしいです。

他の項目はオールグリーンだったみたいです。









「私、ただの健康なデブでした。」



笑うわ。そんなん。

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