舞台「リア王」 | 葵 とむのブログ

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気まぐれ日記。マンガ・小説など好きです。たまに絵やイラストも描いています。

今日は、仕事が終わってから

舞台「リア王」を見に行きました。


原作の小説は

昨日ギリギリ読み終わりました。

やっぱり読んでおいて

良かったです。

予習は大事です。


小池徹平さんは

エドガー役でした。

貴族でありながら

乞食のフリをする

役で、最初衣装が

パンツ一枚でちょっと

面白かったです。


主役のリア王は

段田安則さんが演じたのですが

やっぱりすごく上手でした。


道化役は

平田敦子さんで可愛かったです。


衣装と舞台装置が

現代風にアレンジしてあって

とても見応えがありました。


ただ残念だったのが

多分そういう演出なんだと

思うのですが

リア王の最期、

息絶えるシーンが

なんかあっけなかったんですよ。


私の好みの息の絶え方が

時代劇のような

大袈裟なのが好きなので

自然な感じのだと

物足りなく映って

しまうんですよね。


あっさりめでしたね。

私が演出家だったら

王様の最期なわけですので

これでもかって程に

重く、こってりさせます。

胃もたれするくらいに

してしまいますねー。


あと残念だったのが

小説のラストは

エドガーの台詞で終わる

のですが、

舞台ではエドガーは

台詞カットされてました。


これも演出なんだなって

思ったし、たしかに

エドガーはしゃべらない方が

良いと思いました。


でも大好きな

小池徹平さんの台詞が

少しでも多く聞きたかったです。


内容は悲劇で

しみじみと裏切りとか

欺いたりとか

そういうの良くないなって

思いました。


悲しみしか生まないし

また、自分も不幸にします。

イヤですね。


なんか教訓を得られた

感じです。


そしてシェイクスピア作品の

すごさを改めて感じました。


良い舞台でした。