連休の最終日ということで,雨にたたられましたがKAAT神奈川芸術劇場で劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』を観劇する機会を得ました。ジョージ・ガーシュウィンの音楽とスーザン・ストローマンの振付によるタップダンスが素晴らしく,ブロードウェイ・ミュージカルの真髄を堪能できました。本日の舞台では,ネバダの劇場主の娘,ポリー・ベーカーを演じた相原萌さんの演技や歌唱が光りました。ゴールドラッシュのブームが去った砂漠の街で,粗野で純朴な男たちに囲まれて育ちながらも,かつて自分の母親がショーガールとして一世を風靡した劇場を再興しようと奮闘する気の強くて惚れっぽいポリーの役を相原さんは表情豊かに演じていたと思います。
記念グッズで売られていたシークレットチャームで,ポリー・ベーカーが当たれ!と800円を奮発しましたが,当たったのはザングラー劇場の踊り子・テスでした。テスも躍動感溢れるダンスやトーシューズを履いたステップが印象的で,今回は間辺朋美さんが魅力的に演じていました。
帰路は新幹線が車両故障(?)で遅延したり,風雨で傘が煽られたりしてちょっとイライラしましたが,『Slap That Bass』のリズムや群舞を思い浮かべながら連休の最終日を心穏やかに終えることができました。
テスのチャーム